言葉と言葉のあわいを見つめる3冊
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西瓜糖の日々 (河出文庫)
リチャード ブローティガン
ロラン・バルト 喪の日記
ロラン・バルト
さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)
高橋 源一郎
静けさを求める人にオススメ
静かな時間に言葉と言葉のあわい(間)を見つめることのできるような、断章で構成された物語を紹介します。ひとりきりでベッドの上や、日曜日のカフェや、公園のベンチ、満員電車の中で読むのにちょうどよいです。そして、ときには恋人と一緒の夜に。
「いま、こうしてわたしの生活が西瓜糖の世界で過ぎてゆくように、かつて人々は西瓜糖の世界でいろいろなことをしたのだった。あなたにそのことを話してあげよう。わたしはここにいて、あなたは遠くにいるのだから」
(西瓜糖の日々/リチャード・ブローティガン)
「―胸がはりさけそうになったり、いたたまれなくなったりして、
ときおり、生がこみあげてくる」
(喪の日記/ロラン・バルト)
「わたしはペンを机の上におくと椅子から立ち上がってあくびをした。もう書くことはなにもない。わたしはとうとう現在に追いついてしまった。」
(さようなら、ギャングたち/高橋源一郎)
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閲覧回数:1603回、公開:2010/12/17