信太の狐
大阪和泉市の信太の狐の伝説を絵本にしたもの。摂津の国で陰陽を占っていた安倍保名(あべのやすな)は、ある日猟犬に追われた子狐を助けてやった。命をかけて子狐を守った保名だが、病に倒れてしまう。そこへ美しい娘がきて助けてくれた。いつしかその娘との間に子どもができるのだが、娘の正体は狐だった。 子が幼い間は母が側にいるつもりが、ついキツネの姿を見られてしまい、母キツネは保名の前を去る。 安倍保名と狐の子どもは成長し、安倍晴明となる。
シノダ!チビ竜と魔法の実
信田家には3人の子どもユイ、タクミ、モエはそれぞれ不思議な力がある。実は信田家のお母さんは狐(普段は人間の姿)で、その妖狐の力を受け継いでいるから3人に不思議な力が備わったのだ。 キツネのお母さんは、目立たないようにしているのに、お母さん方親戚のホギおばさんからは不吉な予言をされるし、ちゃらんぽらんな夜叉丸おじさんが何やら騒動を持ち込んでくる。さて、信田家の子どもたち、はどうきりぬける?
小学校高学年にオススメ
安倍晴明はの母はキツネ、そのため人間にはない不思議な力を持っている。式神を操り、朝廷では晴明の占いでいろんなことが決まるために、絶大な権力ももつ。記録では長寿でもあった・・・らしい。そんな安倍晴明の伝説を踏まえての現代の物語「シノダ」「陰陽屋」シリーズ。どちらも楽しく読める。14人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:848回、公開:2018/06/03