想像ラジオ
◆東日本大震災で津波に流されてなくなった人々を思って書かれた小説。死者の魂を想像し小説にしたり話したりすることは正しいことなのかという著者の葛藤が読者に「考えろ」と突きつけてくる。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
◆唯一無二のチームだと信じていた3人の親友から突然突きつけられた絶交の宣言。高校、大学、社会人と成長の過程のなかの人と人の絆のあやうさと確かさを体感できる小説。
駅物語
◆若い駅員の成長を描いた小説。どの仕事でも共通していることだとは思いますが、世代も考え方も生き方も違うさまざまな人達が手を携え合う職場としての駅の様子は、これから社会にでる高校生にぜひ知ってもらいたい
人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法
◆かわいいネコ本かと何気なく手に取ると、写真で癒され、言葉の奥深さやその言葉の背景に、いつしか胸を鷲掴みにされます!イヌ好きには「人生はワンチャンス!」が2012年12月発行があります。
政と源 (集英社文芸単行本)
◆つまみ簪職人と元銀行員という全く違う世界を生きる爺さん(失礼!)二人の熱い友情にシビれます!
高校生(…とこれからの高校生、かつて高校生だった皆さん)にオススメ
2012年12月~2013年10月に出版された本の中から、埼玉県の高校司書が、高校生にぜひおすすめしたい!と思う選りすぐりの本を投票で選んだリストです。20人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:3582回、公開:2015/02/12