家で花見を。桜の儚さや恐ろしさを眺める本

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桜の森の満開の下

坂口安吾の代表作。 私は男が恐れたものは「人の欲に終わりがないこと」だと思ったのですが、人の数だけ読み方があるそうで 桜の下は恐ろしいばかりですが、男が本当に恐れたのは何だったのでしょう 青空●

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桜の森の満開の下 白痴 : 他十二篇

「桜の森の満開の下」では、美しくも恐ろしい女性が登場しますが、同本収録の「夜長姫と耳男」に出てくる夜長姫も、残酷で美しい女性として登場します。(桜関係ないですが好きな話なのでついでに紹介) 青空●

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萩原朔太郎詩集

「桜」萩原朔太郎(「純情小曲集」収録) 真昼の桜の下に立って読んだ詩のようですが、作者は華やかな桜の様子を読むのではなく、散っていく桜になにか悲しいものを感じています。 青空●(旧字体の「櫻」)

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梶井基次郎 : 1901-1932

「桜の樹の下には」 冒頭「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」という衝撃的な文言が 桜は美しいだけでなく恐ろしいというイメージを強く印象づけたこの作品は、後の文学作品に大きな影響を与えました青空●

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オルフェの水鏡

収録「春を探す」 赤江瀑のエッセイの一つ 死ぬ時は春の日なたの中で死にたいと綴る作者。 人生の明るい終わり方を感じるエッセイです。

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ちんぷんかん

最終話「はるがいくよ」 桜の妖の寿命を延ばすために奔走する、主人公・若旦那のお話。 読了後、切ない気持ちになります。

春が来るのを待つ人にオススメ

3/27は桜の日ということで。
桜に関する明るい話……というよりも
暗かったり、寂しくなるようなお話が多いです。それでもよければ読んでみてください。

外でお花見ができないこのご時世ですが、道すがら桜を眺めたときに、こういった作品があったことを思い出してもらえれば幸いです。

青空●という作品は、青空文庫というサイトで読むことが可能です。
(青空文庫とは著作権が切れた作品が公開されているサイトです。)
https://www.aozora.gr.jp/

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閲覧回数:1102回、公開:2021/03/27

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