死んだ山田と教室
1位・男子校のコミカルなノリで物語が展開しつつも、友への深い愛と残酷さが痛いほど響いてくる。・男子校のわちゃわちゃした日常を笑いながら読んでいたはずなのに、途中からいつの間にか泣いていた。
成瀬は信じた道をいく
3位・成瀬の半端ないチャレンジにあっぱれ!・前作から成長し、パワーアップした成瀬あかりの安定の面白さをぜひ味わってほしいです。・周囲の人間からの視点によって、成瀬の痛快っぷりが・・・。
地雷グリコ = GLICO WITH LANDMINES
4位・想像のナナメ上をいく主人公達の頭脳戦にページをめくる手がとまりませんでした!どんでん返しが好きな人にもオススメ!・古典的な遊びがこんなスリリングな知的ゲームになるなんて!
みどりいせき
5位・これはもう、小説(文学)でしか体験できない感覚。ずば抜けて面白かったし、今年一番印象に残っています。残酷な世界の中にも、優しさや喜びはあるのだという矛盾そのものを見せてくれた物語だと感じました。
ステイ! ぼくとシェパードの五カ月の戦い
6位・犬が苦手な人にすすめたい。心温まる話。・犬が苦手な主人公と、元警察犬はわかり合うことができるのか?とドキドキしながら読みました。家族の温かさ、動物との交流がステキで優しい気持ちになります。
小鳥とリムジン
6位・小川糸が描き出す、3つめの「生」の物語。人と接することが得意ではない小鳥のささやかな楽しみは、仕事の帰り道に灯りのともったお弁当屋さんから漂うおいしそうなにおいをかぐこと。
お梅は呪いたい
8位・500年の眠りから覚めた呪いの人形お梅ちゃん。健気に呪いを掛けるけど、呪わず幸せにしてしまう。ホラーのはずが笑いと涙のハートフルコメディに。お梅ちゃんを応援せずにはいられなくなるはず。
みかんファミリー
8位・中学生の美琴はお母さん、おばあちゃんとの3人暮らし。ある日突然お母さんが、違う家族との「同居」を宣言して・・・!急ごしらえの家族による世代を超えたシスターフッドの物語。
俺たちの箱根駅伝. 上
8位・「寄せ集め」と揶揄される学生連合チームの人間ドラマ、レースの一部始終を放送するテレビチームの奮闘。お正月のテレビで「なんとなく流れている」という印象の箱根駅伝だけど、見方が変わった気がする。
高校生から大人にオススメ
「わかイチ本」は、和歌山県内の高等学校、支援学校の学校司書が1年間(2023年11月~2024年10月)に出版された日本の小説で良かったと思う作品に投票しランキングを発表するイベントです。公共図書館や書店とも連携し、和歌山県全体の読書を元気にするために企画しました。気になる本がありましたらぜひお近くの図書館か書店で手に取ってもらえたらと思います。12人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:1169回、公開:2025/03/07