明治大正の民衆娯楽 (1980年) (岩波新書)
1980年刊。浪曲に限らず今は注目されづらい演芸関連人物中心に取り上げた本。美当一調についてはこの本をまず読むべし。他に雲右衛門、伯円、円朝、綾之助と呂昇、川上音二郎など
人物探訪・日本の歴史〈10〉仁侠の群像 (1975年)
浪曲には欠かせない侠客・芸能演目との関わりをグラフで捉えた本。もうこの企画は実現不可能。必読。
芸双書〈第7巻〉うなる (1981年)
浪曲に関する様々な人の文をまとめた本。このシリーズは小沢昭一の興味の範囲をそのまま出したような感じ(とある本による)で興味のある方は他にも読めばいいかと。
悪声伝―広沢瓢右衛門の不思議 (1982年)
実は未読
浪曲事典 (1975年)
正直基本的な誤りが多い筆者の本であるが、70年代~80年代のこの時期はこの筆者が一人者である点でその時代の瞬間が封入されており貴重。人が減ったその枠を埋めるべく、地回りの浪曲師が多く採られている。
浪曲家の生活 (1974年) (生活史叢書〈29〉)
著者は浪曲の台本作家。日本浪曲史、浪曲事典、浪曲論系統の浪曲案内本。
浪曲旅芸人 (1965年) (青蛙選書)
梅中軒鴬童による旅回り→トヤ(楽屋泊まりの隠語)の連続の日々からの栄光をつづった本。後にドラマ化。
浪花節一代 (1957年)
服部伸(浪曲師時代は浪花亭駒子→一心亭辰雄)の生の声を読める幸せ。図書館には少ないですが、古書店にはあふれているようです。
独習で上達する浪曲の習い方―附・名作演題集 (1956年) (鶴新書)
貴重書。国会図書館のデジタルライブラリにアップされてる浪曲の自習本。「日本浪曲大全集」にも再録されている。
浪曲人物史 その系図と墓誌録
これは出てきた。『新聞に見る浪花節変遷史』明治編・大正編の2冊と、『浪花節 ラジオ・テレビ 出演者・演目』『浪花節 東京市中・寄席名及び出演者一覧 』の2冊、計4冊は本当は基礎文献級。
浪花節に関心のある人にオススメ
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閲覧回数:1520回、公開:2014/09/05