寝かせて読むと美味しい児童文学

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星の王子さま (岩波少年文庫 (001))

サン=テグジュペリ

一生読める児童文学。読むたびに発見があり、自分が成長していく中で捨ててきた何かを見つめることになる。王子さまが遠くに感じてしまったその時、人は「おとな」になっているのかもしれない。

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モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

ミヒャエル・エンデ

意識に残らない時間はどれだけ節約しようが無いのと同じ。時間の大切さと、現代社会が大切にしている時間の無意味さを考えさせられる。時間泥棒は今、ありとあらゆる場所に居る。ひょっとしたら自分自身も……

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クラバート

オトフリート=プロイスラー

「魔法」がよくある奇跡のような力ではないことが、読んだ当時は新鮮だった。生々しい登場人物たちが、厳しい現実感漂う世界観と合わさり、読者を危うい思春期の頃へと引き戻す。少年時代に一度読んで欲しい作品。

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見習い物語〈上〉 (岩波少年文庫)

レオン ガーフィールド

「小さい大人」として扱われた見習い少年たちの短編集。とにかく最初の「点灯夫」の話が良い。残酷な現実と、少年の瞳に宿る光の対比、点灯夫の不器用な優しさが読後感を暖かいものにしてくれる。

立ち止まって考えたい人にオススメ

とりあえず初めてのレシピ作成ということで作ってみました。児童文学は子供向けだからこその鋭さ、伝達力を持っていると思います。大人になっても、たまには子供の本でも読んで自分の心に問いかける、ゆったりした時間をたくさんの人に持って欲しいです。暇を見つけては追加&修正したいと思います。

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閲覧回数:4429回、公開:2010/08/02

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書いた人 : takesho04さん

大阪のとある大学で大学図書館インストラクターをしている学生です。現代文学、児童文学、情報教育、公共図書館、学校図書館、大学図書館、電子図書館などに関心があります。
公共図書館でアルバイト2年目。

Twitter : takesho04 - 作者につぶやく

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