ちょっと立ち止まってみようと思えるファンタジー

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モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

ミヒャエル・エンデ

児童書と思って侮るなかれ。大人になって再読して改めて実感する「時間」の何たるか。哲学的要素が多分にちりばめられています。一生読み続ける本だと思っています。

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ミリー―天使にであった女の子のお話

ヴィルヘルム・グリム

グリム版浦島太郎。母が子を思う気持ちが根底に流れています。幸せだけどちょっと悲しいラストは忘れられません。モーリス・センダックの絵も美しい。子供のころに贈られたものですが、今でも時々読み返します。

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裏庭 (新潮文庫)

梨木 香歩

現在と過去、生と死が交錯する旅。忙しさの中で薄れゆく喪失感と心の奥底に押し込めた悲しみに気付かないふりをすることは簡単ですが、本当はみんな傷ついています。

時間に追われて心がカサついている現代人にオススメ

大学を出てすぐに就職。関西から東京に出てきて常に時間に追われながら働く。そんな毎日を過ごしています。でもそれだけでは心がどんどん荒んでしまいます。
エンタテイメント性を追求したファンタジーが多く出版されていますが、これらは違います。現代社会の中で失われた人間らしい心を取り戻すことができます。
「ファンタジーを読むなんてそれこそ時間の無駄」と考えている人にこそ読んでもらいたい3冊です。

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閲覧回数:3470回、公開:2010/07/07

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書いた人 : yktsjさん

昔のように思う存分好きな本を読む時間が欲しいです。

Twitter : yktsj - 作者につぶやく

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