水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン―私はなぜ九州新幹線に金箔を貼ったのか? (交通新聞社新書)
九州の鉄道デザインを一手に請け負う水戸岡さん。彼の鉄道へのこだわりと哲学、未来へのビジョンが分かる。
Pen (ペン) 2009年 やっぱり、鉄道は楽しい。 6/15号 [雑誌]
何度も何度も読んだ一冊。写真、時刻表、駅舎、デザイン、様々な「鉄」のエキスパートがそれぞれの視点で語っている。私はこの本で、JR九州の魅力を知った。
鉄道が好きな女の子にオススメ
高校生のころ、鈍行列車で初めて一人旅をした。静岡から、高山まで。地元の高校に通っていた私は電車に乗る機会がまったくなかった。果たして、たった一人で電車に乗って、知らない町まで行けるのか。はやく大人になりたかった私は「そのぐらい全然大丈夫」と強がっていたが、本当のことを言うととても怖かった。しかし、その初めての一人旅で、私は少しも不安を感じることはなかった。正しい料金のきっぷを買って、正しい行き先の電車にさえ乗れば、電車は確実に私を目的地まで連れて行ってくれるという(今考えると、それはごく当たり前のこと)ことが分かったからである。それに加えて、どんどん移り変わってゆく景色や、知らない人が乗っては降り、聞いたことのない方言をしゃべっていたりする。電車も、どこを走るものも同じものかと思いきや、色やデザインが違ったりする。それらにわくわくしてしまって、私は移動中、一睡もできなかった。それから私は、鉄道が好きになってしまった。48人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:2166回、公開:2010/07/08