夏、どこかへ行きたい人にオススメ
夏になると、風が変わってどこか遠くのことを思うようになります。
星空を見上げたり、行ったことのない島に行ったり、昔のことを思い出したり。
そんな3冊を選びました。
星の名前は知らなくても、この日誌を読むと見上げた夜空にロマンを感じることができます。
都会の空からは星が少ししかみえないけれど、夕ごはんを食べたあとに、
散歩がてら風に吹かれて、夜空をみあげたくなります。
満天の星空を求めて文庫片手に、旅をしたいものです。
トーベ・ヤンソンが親友の画家トゥーリッキと夏を過ごした島に、いつか行ってみたい。
その島でヤンソンは夏の間中、物語を綴り、ピクニックをしたり泳いだり。
「島、ついに手に入れた私だけの自由、親密、橋も冊もない完全なる存在」
自分たちだけの島に憧れます。
制服を着た女の子と男の子。帰り道や教室や廊下。あの頃の夏の日。
台詞はほとんどないけれど、いつもそばにある見慣れたものたちが、
なにかを語っているような気がします。描き下ろしの「海から36km」は時間の旅。
待望のオールカラーで、その2も刊行されました。