一生卒業したくないこどもの本
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銀河鉄道の夜
宮沢 賢治
はてしない物語
ミヒャエル・エンデ
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
ミヒャエル・エンデ
のんのんばあとオレ (ちくま文庫)
水木 しげる
おとなにオススメ
おとなとこどもの境目って、どこでしょう。子ども向けの本と侮るべからず、なんて言うつもりはありません。大人が決める名著ではなく、こどもだった私が大事に抱えていた本を並べました。
こどもの頃に読んだ本の宿題を、今も抱えている私は、まだまだこどもでいられるのかもしれません。
こどものために、と教訓や教えや導きといった高邁なものを詰め込んでしまいがちな知育本といったものが個人的には評価できません。本を読むことは、幼い私にとって、また今の私にとっても、肉感的な“体験”でした。表紙を開いてお説教を聞きたいのではなく、“はてしない物語”に飛び込みたいし、モモといっしょに遊びたいわけです。
確定された世界に生きている私は、やはりいつのまにか大人になってしまったのでしょう。ならばなおのこと、銀河を駆け、妖怪に囲まれて、世界がまだ不確かだったころを思い出し、今一度ゆらいでみたくなるのです。感動作品!と銘打たれずとも、わけのわからないものに圧倒され、ただ涙を流してみたいのです。
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閲覧回数:1592回、公開:2010/06/24