現代保守哲学必読三冊

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知性の構造 (ハルキ文庫)

西部 邁

ソシオ・エコノミックス、ケインズ、生まじめな戯れ、大衆への反逆、経済倫理学序説の根源にある西部思想の中核。パーソンズやニスベット等、彼の考えの元ネタの研究が非常に重要と思われる。

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個人主義とは何か (PHP新書)

西尾 幹二

真の思想の問題は、アメリカや韓国や中国に対する態度でなく、ヨーロッパへの対応にあると喝破した西尾イズムの中心。江戸のダイナミズムと併せて読むと問題意識の一貫性が面白い。

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政治とはなにか

岩田温(いわたあつし)

西部、西尾の二大保守の形から、遡って一つの形を見いだそうとする若き保守哲学者。西部思想や西尾イズムの保守主義へのニヒルな態度を乗り越える意気込みが新しい。

保守思想ってウヨクっぽくて偏っていて参考にならないと思ってる人にオススメ

保守思想をやるということは、変人扱いされるということ。馬鹿にされるということ。はみ出すこと。いまだにそうだと思います。そんな中、あえてそこに飛び込んでいく人。よほど奇妙です。ウヨクだなんだと批判せずに、なぜそこにいたったのか。なにを作ろうとしているのか。考えるととても面白いです。中国や韓国の批判ばっかりしている人たちというイメージがあると思いますが、なぜそうするのか、なぜその言葉にいたったのか。ウヨクは学歴が低く低所得者でテレビ嫌いという言葉がありますが、そんな簡単なものでしょうか。それでぜんぶ片付くんでしょうか。この3冊は、そういった、ウヨクのそもそもを考えるための、現代保守哲学の必須の本だと思います。読み終わったとき、「ああ中韓北朝鮮を、『彼ら』は別に批判していないのだ。『彼ら』は、格物致知をしているだけなのだ。そこから哲学を構築していこうとしているのだ」とわかるはずです。

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閲覧回数:1702回、公開:2012/12/13

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書いた人 : 西瓜さん

西瓜は大正天皇の漢詩です。

Twitter : CUBE_sarukawa - 作者につぶやく

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