疫病と世界史 上 (中公文庫 マ 10-1)
ネタ元の一つとなったであろう古典。世界史における疫病の流行が及ぼした影響についての考察(画期的視点)がまとめられている。単行本は字体の関係で少々「読みづらい」と感じたので、文庫本を選んでみた。
文明と戦争 (上)
「銃・病原菌・鉄」の影響が多大な本。著者も、作中で幾度も触れている。単独の作品としても非常に評価が高く、既に古典の扱いのよう。内容は、補完的役割を果たす、人類における「戦い」の幅広い考察。
ムギとヒツジの考古学 (世界の考古学)
「肥沃な三日月地帯」農耕の起源に考古学的にフォーカスした本。日本人研究者も一線で研究していたとは驚きだった。細かな学術的な内容にはついていけないが、まとめ直後のコラムが学説の変遷を概略して助かる。
世界史に興味を持つ人にオススメ
何も知らないで「銃・病原菌・鉄」を読んだ私にとって、併読して助かった本を挙げてみました。過去にこういった試みを公開した形跡が無いようなので、「叩き台」のつもりであえて公開する次第です。その点で、他の人の選ぶ「銃・病原菌・鉄」の併読本もぜひ知りたいと思っています。「移民の一万年史」を今度読みたい、と思っています。22人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:1954回、公開:2012/10/01