【私選】「銃・病原菌・鉄」と併読したい本

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疫病と世界史 上 (中公文庫 マ 10-1)

ウィリアム・H. マクニール

ネタ元の一つとなったであろう古典。世界史における疫病の流行が及ぼした影響についての考察(画期的視点)がまとめられている。単行本は字体の関係で少々「読みづらい」と感じたので、文庫本を選んでみた。

新書アフリカ史 (講談社現代新書)

「バントゥー族の移動」何も知らない私に、この本レベルのかいつまんだ説明が、非常に助かるものだった。バントゥー族の移動については断続的に書かれている。

文明と戦争 (上)

アザー・ガット

「銃・病原菌・鉄」の影響が多大な本。著者も、作中で幾度も触れている。単独の作品としても非常に評価が高く、既に古典の扱いのよう。内容は、補完的役割を果たす、人類における「戦い」の幅広い考察。

ムギとヒツジの考古学 (世界の考古学)

藤井 純夫

「肥沃な三日月地帯」農耕の起源に考古学的にフォーカスした本。日本人研究者も一線で研究していたとは驚きだった。細かな学術的な内容にはついていけないが、まとめ直後のコラムが学説の変遷を概略して助かる。

古代文明と気候大変動 -人類の運命を変えた二万年史

ブライアン・フェイガン

「ヤンガードリアス」について。それと北米の回廊が実は無かったという説が助かる。

文明を変えた植物たち―コロンブスが遺した種子 (NHKブックス No.1183)

酒井 伸雄

明らかに影響を受けて書かれた本ですね。

世界史に興味を持つ人にオススメ

何も知らないで「銃・病原菌・鉄」を読んだ私にとって、併読して助かった本を挙げてみました。過去にこういった試みを公開した形跡が無いようなので、「叩き台」のつもりであえて公開する次第です。その点で、他の人の選ぶ「銃・病原菌・鉄」の併読本もぜひ知りたいと思っています。「移民の一万年史」を今度読みたい、と思っています。

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閲覧回数:1954回、公開:2012/10/01

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書いた人 : とほほのほさん

なんだかんだでたくさん回っています。
(街歩きも好きですよ)
地元図書館に不満→近隣図書館へ→感激→放浪。
過去の備忘録代わりにスタンプラリーしてるけど、オレって回り方が特殊だワン

駅前・新館・蔵書充実は高評価。経年劣化に抗して蔵書が良いな、と思える所も評価したいです。その点で地元図書館は再評価中です。

この機会に。OPAC端末をひらがなのみにするのはやめて。「ど」だと「弩」は埋もれちゃうよ。

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