コモリーマン@Yoga好き❤️さんの書評 2026/01/30 1いいね!
自己信頼を読んで
紙一枚読書法で紹介されていたため、興味を持ち手に取ってみた。
本作品は、自己信頼が必要な理由およびそれが与える影響を、エッセイ風に述べたものである。
本作品の著者が思想家であることもあり、論理性には乏しい。しかし論理性はなくとも著者の主張には刺さるものがあり、思想を体験する上で論理性の要否に囚われすぎることに対する警鐘の一例として、本作品の位置付けはあると感じた。
また、自己信頼をする上での留意点として、自己の過去の一貫性にとらわれすぎないことが挙げられていた。これは、本作品を読む前までは私自身も他人に混乱を与えないため、自身の一貫性を重視しすぎていた点があったからである。しかし時間が経てば変化があるのは当たり前であり、思想が蛇行しているように見えても俯瞰的に見れば一つの方向に進んでいるという考え方は、これまで一貫性に囚われすぎていた考え方を打ち砕き、解放された。
最後に本作品では、自己信頼の対比として社会という概念を取り上げており、社会の悪い点を比喩的に(例 株式会社、名目と習慣を愛す、人がいて時に徳がある)例えて説明していた点も斬新で興味を引いた。
本作品は論理主義の方にとっては物足りないと思われるが、論理性に疲れ自分を見失った方が、自分自身を見つめ直す上で勧められる一冊である。
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