目次
第1章 ソーシャルインパクトという選択
1.「困りごと」はビジネスチャンス
2.三方よしの「ビジネスモデル」のデザイン
3.ソーシャルな価値を共創するマーケットの誕生
4.ソーシャルインパクト戦略
第2章 ソーシャルインパクトは市場を創造する
1.自分ごと化・みんなごと化・世の中ごと化の好循環
2.自治体と企業が共創するパブリックサービス市場
3.世の中ごと化で遊休施設の市場創造
第3章 ソーシャルインパクトでマーケティングが変わる
1.生活者参加型・共創型のマーケティング
2.地域や生活者とともにつくる共創型の商品・サービス開発
3.つながりが生み出す新しい事業と会社のかたち
第4章 ソーシャルインパクト時代の働き方
1.活力を失う会社と閉塞感――外発的動機づけの限界
2.「世の中ごと」を仕事にするーー内発的動機づけに基づくモチベーション
3.「自分ごと」と「みんなごと」を結ぶことで会社のつながりを活性化
4.自分ごと・みんなごと・世の中ごとの好循環がある働き方
第5章 ソーシャルインパクト時代の組織づくり
1.組織や働き方における「みんなごと」のチカラ
2.社会貢献活動で、会社を世の中ごと化する
3.「働く幸せを提供する場」としての会社
4.働き方の価値観の多様化を促すシステム
第6章 ソーシャルインパクトを起こすチームのつくり方
1.チームとは何か?
2.ミッションを世の中ごと化し、チームを活性化
3.ドリームチームのつくり方
前書きなど
人のつながり(ソーシャル)という資源を、ビジネスに活かせていますか?
「つながりのネットワーク」を機能させ、価値共創の好循環を生み出す、ソーシャルインパクト。その戦略的な実践事例が、企業、自治体、NPOなどの垣根を越えて、いま日本中で続々と現れてきています。
本書では、他人ごとの空気を変え、共感の連鎖を巻き起こしたそんな約20社の取り組みから、ソーシャルインパクトが変える、市場・マーケティング・働き方・組織のあり方、そしてチームの創り方を解説・紹介します。
―約20社の挑戦! ―
● ヤマトHDの地域活性化支援「プロジェクトG」
● 武雄市図書館「市民価値を共創する公共施設」
● フェリシモ「フェリシモ猫部」
● 大垣共立銀行「コンビニ型店舗・ドライブスルー型店舗」
● 資生堂「未来椿活動」
● 王子ネピア「nepia千のトイレプロジェクト」
● アールプロジェクト「遊休施設の市場創造」
● ワクワーク・イングリッシュ「フィリピンで100のワクワク事業を創る」
● 日本マイクロソフト「東日本大震災被災地支援」
● ヤフー「社員食堂BASE6」ほか