紹介
歌謡曲、演歌、フォークソング等で、題名や歌詞に都市や地方文化、地形に関する事
柄をとり入れ、郷愁などを全面に打ち出した曲、それが「ご当地ソング」だ!
2000年以降、ご当地ソングが復活しているという。アーティストによる「場所」
への想いがポップスを消費財化させない方向に導いているという見方もある。歌詞の
情景が時代特有のものになっている場合もあり、ある種のアーカイブ機能を持ち得て
いるともいえる。50代、60代のファンに支持された主な楽曲を扱い、コンテンツ
単体の分析から論を進め、地域ブランドの補完財としての位置づけにも言及。これが
コンテンツツーリズムの実例研究だ。
【主な楽曲】「中央フリーウェイ」(ユーミン)。「桜坂」(福山雅治)。「南三
条」(中島みゆき)。「勝手にシンドバッド」(サザンオールスターズ)。「長崎小
夜曲」(さだまさし)。「青葉城恋歌」(さとう宗幸)。「能古島の片思い」(井上
陽水)。「秋の気配」(オフコース)。「加茂の流れに」(かぐや姫)。「夢の跡」
(村下孝蔵)など。