ことばの意味はスマホでひくより辞書でひくことをおすすめします

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新村出―わが学問生活の七十年/他 (人間の記録 (65))

新村 出

日本図書センターの自伝や評伝をまとめた「人間の記録」シリーズ。 明治から昭和を言語学に没頭した生涯の中に、恩師や先輩、同僚などの逸話が盛り込まれていて興味深い。

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辞書になった男 ケンボー先生と山田先生

佐々木 健一

同じ辞書作りに携わったふたりの男が決別した理由と、辞書編纂への情熱を追った白熱のドキュメンタリー。 NHKBSプレミアムで放送されたものを再構成して書籍化。

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舟を編む

三浦 しをん

辞書はこの世に無くてはならないものだが、編纂は地味な裏方の作業というイメージがある。 それをこんなに面白い小説にして、第9回本屋大賞までとってしまった、すごい本。

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辞書を編む (光文社新書)

飯間 浩明

『辞書になった男』の取材に深く関わった現役編纂者が、辞書を編むという作業の面白さや苦労などを著した本。 タイトルはもちろん『舟を編む』を意識しているそう。

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不採用語辞典

飯間 浩明

辞書編纂者が行う莫大な量の「用例採集」(実際使われていることばを集めてくること)を経て、結果として辞書に掲載されなかったことばにスポットを当てた本。 ことばの海は広大だ。

ことばの意味が気になる人にオススメ

10月4日は『広辞苑』(岩波書店刊)などを編纂し、日本の国語学に多大なる影響を与えた
言語学者・新村出(しんむらいずる)さんの生まれた日ということで、辞書に関する本を紹介してみました。

作家の三浦しをんさんが2012年に本屋大賞を受賞した作品は、なんとも地味な辞書の編纂者が主人公の物語でした。ところがこの本によって、こんなに面白い世界があったのか!とあらためて辞書を見直した人が少なからずいたのではないでしょうか。
本という形態の辞書をひくことによって他のことばにも気付くことができ、いろんな意味を理解することができます。モノづくりの裏側にある過酷な作業とともにある楽しさや情熱など、それらを知ることによって辞書という一冊の本に体温を感じることができました。
世の中の移り変わりによって変わっていくことばを、また採集して語釈をつけ改訂する。
人間がことばを生み出す限り、辞書編纂の仕事は終わりなく続いていくことでしょう。

これらの本は平成28年10月4日(火)中津川市立図書館の日替わり展示にて紹介しました。

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閲覧回数:956回、公開:2016/10/04

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