今月の『いちかわあつき』チョイス

すき―谷川俊太郎詩集 (詩の風景)

谷川 俊太郎

谷川俊太郎のことばは日本語のもつ「やわらかさ」や「ぬくもり」を感じさせる。『すき』たった二文字の言葉なのに、その威力はどんな武器や薬より効果がある。『すき』と言えたらどんなに素敵だろう・・・

あしたもともだち

内田 麟太郎

ともだちって、なんだ？ おいしいのか？たのしいのか？ めんどくさいのか？ なくてもいいけどあったほうが百倍二百倍愉快に決まってる。 ともだちシリーズは道徳本にしてもいいんじゃないの？

まっくろネリノ (世界の絵本)

ヘルガ=ガルラー

まっくろ・・・てどんな世界？ まっくろだとどうなるの？ まっくろなんてありえない、と片づけてしまわないで・・・。 想像力を働かせて感じてみよう。自分だけまっくろだったらどうなるか。

だるまさんと〈3〉 (かがくいひろしのファーストブック 3)

かがくい ひろし

ご存知、だるまさんシリーズ。 だるまさんにかわいい子分ができた。どこかユーモラスでどこか田舎くさくて、愛らしいキャラクターに癒される。何度読んでもつい、ページめくりをもったいつけてしまうのはなぜ？

とん ことり (こどものとも傑作集)

筒井 頼子

初めての町に引っ越して住むというのは、小さいこどもにとって、まるで外国へ冒険に出たような気分かもしれない。 幼い女の子が越した先で新たな出会いを体験する優しいおはなし。

たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

あきやま ただし

我が道をいくたまごにいちゃんを優しく見守るお母さんがすてき。子どもの成長に親はつい早く早く、とせっつくものだが、このお母さんは気長に待ってくれている。ありのままのおにいちゃんを受け入れる姿に感動。

100かいだてのいえ

岩井 俊雄

家は平屋がいい。階段がうれしいのは子どもだけ。でも・・・ こんな不思議な家があったら、楽しいな。読み聞かせで大人気のシリーズ。もちろん、地下もあります。