目次
Ⅰ.総論:病態とは管腔壁の異常と流れの障害である
1 病気の構造とは
2 器官レベルに注目する
1)個体における器官とは
2)器官レベルからとらえるための7つの視点
①役割 ②通過臓器 ③内腔の内容 ④入口・出口 ⑤調節機構 ⑥防御機構
⑦管腔壁に生じる異常(❶運動の異常 ❷腫脹 ❸欠損 ❹増殖)
Ⅱ. 各論:器官レベルから病態をとらえる
1. 消化器官 2. 循環器官 3. 呼吸器官 4. 泌尿器官 5. 生殖器官 6. 統合器官
各論のまとめとして――糖尿病を例に
前書きなど
患者の24 時間をととのえるという役割を担う看護師にとって、医師が診断した病名から、患者のからだに何が起こっていて、健康の何が障害され、なぜこの症状が現れているのかといった全体像を素早く把握するのは容易ではないと想像されます。(中略)
そこで、「臓器の異常」と「病む人のからだ全体」とをつなぐ構造を明らかにするために、器官レベルから病態をとらえるという視点を体系的に構築しました。
「臓器の異常」が、所属する「器官の機能」に影響を与えて「症状」をつくりだし、患者に「病態」をつくりだす過程の定式化を試みました。看護師はもちろん、医師にとっても「みる」ことの精度とスピードが上がる見方・考え方といえます。
(本書「はじめに」より)