目次
第一章 出来るだけ稚拙でいたい――2009.1.22
前田司郎 『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』
第二章 「たくらみ」と「私性」――2009.3.19
長嶋有『ねたあとに』
第三章 「聖なる愚か者」の社会思想――2009.5.14
鹿島田真希『ゼロの王国』
第四章 普通の小説――2009.6.11
福永信『アクロバット前夜90°』
第五章 現実は小説より小さい――2009.7.18
磯崎憲一郎『世紀の発見』
第六章 世界そのものが面白い――2009.9.24
柴崎友香『ドリーマーズ』
第七章 歩けば歩くほどいいものが見つかる――2009.11.18
戌井昭人『まずいスープ』
第八章 自分の文学をやることにした――2010.1.20
東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』
第九章 笑って読み流していただくのが一番なんです――2010.2.3
円城塔『烏有此譚』『後藤さんのこと』
第十章 「作家がものを書く」ことについての小説――2010.3.15
桐野夏生『ナニカアル』
第十一章 真の作家性の在り処とは――2010.4.16
阿部和重『ピストルズ』
第十二章 全部小説のためにやっている――2010.5.7
古川日出男『MUSIC』
饒舌のあとで