目次
雑誌の再出発によせて
プラトン『法律』における「テアトロクラティア」
──沈黙する観客からポリス全体による歌舞へ
田中 均
(大阪大学文学大学院文学研究科准教授、専門は美学・芸術理論・西洋近代の美学史)
香りのアートはなぜ面白いのか
──従来の「身体論」を越えて
岩﨑陽子
(京都嵯峨芸術大学短期大学部専任講師、専門はフランス美学・哲学。味と匂い研究会、Perfume Art Project代表)
芸術の名においてジェノサイドを見ること
──S-21写真に向かうド・デューヴの視点
竹中悠美
(立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授、専門は近現代美術史、視覚文化論)
過去との出会い
──映画『オルフェの遺言』のなかのコクトー
谷 百合子
(大阪大学大学院文学研究科博士課程修了、映画論)
E・バークと一七七〇年代の英国ブリストル陶磁器
──クエーカー商人R・チャンピオンとの蜜月関係
桑島秀樹
(広島大学大学院総合科学研究科教授、専門はイギリス・アイルランドなどの美学・芸術学・文化創造論)
日本のデザイン様式考
──その相反する側面に関する現象学的分析
要 真理子
(跡見学園女子大学文学部准教授、専門は英国のモダニズムと美術批評)
前田 茂
(京都精華大学人文学部教授、専門は映画を中心としたイメージ論)
日常に根ざすアートとアートセラピー
──「エンパワメント」概念によって見えてくる構図
石原みどり
(甲南大学人間科学研究所客員研究員、アートセラピー研究)
マイノリティのパフォーマンスを引き出すメディア空間
──『フリークスター3000』にみる空間の多重化
古後奈緒子
(大阪大学大学院文学研究科文化動態論専攻アート・メディア論コース助教、舞踊史研究・舞台芸術批評)
風景と雰囲気
立野良介
(同志社大学嘱託講師、成安造形大学非常勤講師、専門は環境美学・現代ドイツ美学)
・芸術と狂気
・美を知る
横道仁志
(大阪大学大学院文学研究科教務補佐員、専門は中世キリスト教思想、美学、芸術学)
・古典主義の聴覚
・詠吟の構成主義
土田耕督
(日本学術振興会特別研究員(PD)、専門は和歌論・連歌論を主とする日本の芸術理論)
作品が修理できなくなったとき
福元崇志
(国立国際美術館研究員、専門はドイツと日本の近現代美術)