てってい的にキルケゴール

中島義道（著）

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詳しい情報

出版社: ぷねうま舎(2022-10-10)

単行本: 256 ページ / 12.8 x 18.8 x 1.8 cm

ISBN-10: 4910154388 ISBN-13: 9784910154381

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紹介

『死にいたる病』を舐めるように読む。その逐一を、自らの神経繊維に流し、心の襞で受け止める。そこに浮かび上がる、哲学史上のそれとは異なる、キルケゴールの思想と闘争とは？　絶望とは精神の階梯、「神」に目を向けた人間の避けて通ることの許されない道程なのだ。『死にいたる病』のすべての行文に耳を澄まし、無神論やニヒリズムの祖型の一つとされ、実存哲学の源に据えられた思想家像の虚構性を問う。中島 = キルケゴールのユニークな彫像。

その一　絶望ってなんだ　目次はじめに　キルケゴールを読むということ序章　死と原罪──緒言を読む第一章　絶望の諸相と死──〔Ａ　死にいたる病とは絶望のことである〕　　　〔Ａ　絶望は精神における病、自己における病であり……〕　　　　〔Ｂ　絶望の可能性と現実性〕　　　　〔Ｃ　絶望は「死にいたる病」である〕第二章　絶望の秘密──〔Ｂ　この病（絶望）の普遍性〕第三章　意識と絶望１──〔この病（絶望）の諸形態〕　　　　一　無限性の絶望と有限性の絶望　　　二　自己が自己自身になる三　可能性と必然性続刊　その二　私が私であることの深淵に第四章　イロニーの精神と反抗──〔C　この病（絶望）の諸形態〕一　絶望の階梯二　自己のなかの永遠なもの　　　　三　絶望と地上的なもの四　直接性の生態五　イロニーの精神六　自己についての意識の上昇七　閉じ籠もり八　自殺と反抗九　絶望の弁証法一〇　反抗者の内面と外面

前書きなど

こう読めば、キルケゴールが見えてくる　　　──哲学史に据えられた虚像を超えて

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