紹介
建築の原理(アルケー)を追究し続けたモダニズム建築家・増田友也(1914-1981)。「東の丹下健三、西の増田友也」と称されたプロフェッサー・アーキテクトの思索と制作の軌跡の全貌を示す、没後42年にして初の本格的建築作品集。
■収録作品
建部邸/古川邸(現・小林邸)/天橋立成相公園レストハウス/Sさんの家/南淡町庁舎/尾道市庁舎・公会堂/鳴門市市民会館/鳴門市庁舎/洲本市庁舎/鳥羽処理場ポンプ場/蹴上浄水場/山ノ内浄水場/清水市立有度第二小学校/東山会館(京都市健保会館)/衣笠山の家/名神八日市カントリークラブハウス/鈴木自動車工業本館/京大会館計画/有馬再開発計画マスタープラン/万博計画案/智積院檀信徒会館/横川定光院祖師堂/法華クラブ京都本店/豊岡市民会館/京都大学工学部工化総合館/京都大学総合体育館/鳴門市瀬戸幼稚園/鳴門市桑島幼稚園/鳴門市勤労青少年ホーム/鳴門市老人福祉センター/鳴門市文化会館ほか
■目次
●刊行にあたって…………田路 貴浩
●論考1 増田友也──あるモダニズム建築家の軌跡…………田路 貴浩
●論考2 森田慶一から増田友也へ──建築論の京都学派にみるアルケーの思索…………市川 秀和
●論考3 家・方格基準線・庇…………西村 謙司
■第1章 建築家への序奏
1-1 卒業設計「青少年刑務所」
1-2 卒業論文「居住単位の研究」
Topic 1 戦時下満州の増田友也
■第2章 戦後復興期の建築家として
2-1 初期住宅群
2-1-1 建部邸
2-1-2 古川邸(現 小林邸)
2-1-3 天橋立成相公園レストハウス
2-1-4 Sさんの家
Topic 2 建築論研究の始動
2-2 都市のコアの再建
2-2-1 長崎市庁舎設計競技案
2-2-2 南淡町庁舎
2-2-3 尾道市庁舎/尾道市公会堂
2-2-4 鳴門市市民会館/鳴門市庁舎
2-2-5 洲本市庁舎
Topic 3 増田友也とF・L・ライト
2-3 インフラがつくる景観
2-3-1 鳥羽下水処理場ポンプ場(現 鳥羽水環境保全センター ポンプ場)
2-3-2 蹴上浄水場
2-3-3 山ノ内浄水場
2-4 育つ場所の探究
2-4-1 鳴門市立工業高等学校計画案
2-4-2 京都府立高等学校計画案
2-4-3 清水市立有度第二小学校(現 静岡市清水有度第二小学校)
Topic 4 増田友也と海外
■第3章 経済成長のなかの風景
3-1 景観から風景へ
3-1-1 東山会館(京都市健保会館)
3-1-2 衣笠山の家
3-1-3 名神八日市カントリークラブハウス
3-2 構造的現実と表現的真実
3-2-1 京都市体育館計画案
3-2-2 神戸市体育館計画案
3-2-3 須磨女子学園体育館計画案
3-2-4 西宮市体育館計画案
3-2-5 鈴木自動車工業本館
Topic 5 「構造的現実と表現的真実」を読む──三明寺三重塔と大森健二
3-3 京大会館計画
3-3-1 京大会館計画 第1期案
3-4 地域計画とエスノスの風景
3-4-1 有馬再開発計画マスタープラン
3-4-2 双ヶ岡計画
3-4-3 万博計画
3-4-4 琵琶湖計画
3-5 宗教性を建築する
3-5-1 智積院会館
3-5-2 横川定光院祖師堂
3-5-3 法華クラブ京都店(現 ホテル法華クラブ京都)
Topic 6 増田友也とアソシエイツ
■第4章 風景論から存在論へ
4-1 存在論的建築論と風景としての建築
4-1-1 豊岡市民会館
4-2 京都大学吉田キャンパス
4-2-1 京都大学工学部工化総合館
4-2-2 京都大学工学部8号館
4-2-3 京都大学総合体育館
4-3 育つ場所の実現
4-3-1 鳴門市瀬戸幼稚園
4-3-2 鳴門市桑島幼稚園
4-3-3 鳴門市島田小学校・幼稚園
4-4 鳴門における故郷の風景
4-4-1 鳴門市勤労青少年ホーム/鳴門市老人福祉センター(現 鳴門市健康福祉交流センター)
4-4-2 鳴門市文化会館
Topic 7 増田友也と山本恪二
■第5章 保存される思索
5-1 京都における思索と制作の保存
①増田友也建築設計関係資料」
②展覧会「増田友也の建築世界」
5-2 鳴門における思索と制作の保存
①鳴門市市民会館アーカイブ事業 2020
②展覧会「増田友也の建築世界──鳴門への旅」
●論考4 鳴門市文化会館の設計過程とデジタル保存…………朽木 順綱
●増田友也年譜
●増田友也関連文献
●増田友也研究室作品リスト
目次
●刊行にあたって…………田路 貴浩
●論考1 増田友也──あるモダニズム建築家の軌跡…………田路 貴浩
●論考2 森田慶一から増田友也へ──建築論の京都学派にみるアルケーの思索…………市川 秀和
●論考3 家・方格基準線・庇…………西村 謙司
■第1章 建築家への序奏
1-1 卒業設計「青少年刑務所」
1-2 卒業論文「居住単位の研究」
Topic 1 戦時下満州の増田友也
■第2章 戦後復興期の建築家として
2-1 初期住宅群
2-1-1 建部邸
2-1-2 古川邸(現 小林邸)
2-1-3 天橋立成相公園レストハウス
2-1-4 Sさんの家
Topic 2 建築論研究の始動
2-2 都市のコアの再建
2-2-1 長崎市庁舎設計競技案
2-2-2 南淡町庁舎
2-2-3 尾道市庁舎/尾道市公会堂
2-2-4 鳴門市市民会館/鳴門市庁舎
2-2-5 洲本市庁舎
Topic 3 増田友也とF・L・ライト
2-3 インフラがつくる景観
2-3-1 鳥羽下水処理場ポンプ場(現 鳥羽水環境保全センター ポンプ場)
2-3-2 蹴上浄水場
2-3-3 山ノ内浄水場
2-4 育つ場所の探究
2-4-1 鳴門市立工業高等学校計画案
2-4-2 京都府立高等学校計画案
2-4-3 清水市立有度第二小学校(現 静岡市清水有度第二小学校)
Topic 4 増田友也と海外
■第3章 経済成長のなかの風景
3-1 景観から風景へ
3-1-1 東山会館(京都市健保会館)
3-1-2 衣笠山の家
3-1-3 名神八日市カントリークラブハウス
3-2 構造的現実と表現的真実
3-2-1 京都市体育館計画案
3-2-2 神戸市体育館計画案
3-2-3 須磨女子学園体育館計画案
3-2-4 西宮市体育館計画案
3-2-5 鈴木自動車工業本館
Topic 5 「構造的現実と表現的真実」を読む──三明寺三重塔と大森健二
3-3 京大会館計画
3-3-1 京大会館計画 第1期案
3-4 地域計画とエスノスの風景
3-4-1 有馬再開発計画マスタープラン
3-4-2 双ヶ岡計画
3-4-3 万博計画
3-4-4 琵琶湖計画
3-5 宗教性を建築する
3-5-1 智積院会館
3-5-2 横川定光院祖師堂
3-5-3 法華クラブ京都店(現 ホテル法華クラブ京都)
Topic 6 増田友也とアソシエイツ
■第4章 風景論から存在論へ
4-1 存在論的建築論と風景としての建築
4-1-1 豊岡市民会館
4-2 京都大学吉田キャンパス
4-2-1 京都大学工学部工化総合館
4-2-2 京都大学工学部8号館
4-2-3 京都大学総合体育館
4-3 育つ場所の実現
4-3-1 鳴門市瀬戸幼稚園
4-3-2 鳴門市桑島幼稚園
4-3-3 鳴門市島田小学校・幼稚園
4-4 鳴門における故郷の風景
4-4-1 鳴門市勤労青少年ホーム/鳴門市老人福祉センター(現 鳴門市健康福祉交流センター)
4-4-2 鳴門市文化会館
Topic 7 増田友也と山本恪二
■第5章 保存される思索
5-1 京都における思索と制作の保存
①増田友也建築設計関係資料」
②展覧会「増田友也の建築世界」
5-2 鳴門における思索と制作の保存
①鳴門市市民会館アーカイブ事業 2020
②展覧会「増田友也の建築世界──鳴門への旅」
●論考4 鳴門市文化会館の設計過程とデジタル保存…………朽木 順綱
●増田友也年譜
●増田友也関連文献
●増田友也研究室作品リスト