紹介
京都府のほぼ中央に位置する京都丹波地域ー亀岡市、南丹市、船井郡京丹波町の郷愁誘う昭和時代の写真約600点を収めた一冊。商店街、旧街道、盆踊り、町を練り歩く神輿や山車、保津川下り、蒸気機関車やボンネットバス、閉校した学び舎、かの明智光秀公ゆかりの伝統行事や名所・旧跡など、様々な視点で、戦前、戦中、戦後と、時代とともに移りゆく亀岡・南丹・京丹波の風景・まちなみと、そこに息づく市井の人の日常にふれることができる。さらにフォトコラムのページでは、京丹波の近代農業の一翼を担った須知農学校、道観稲荷大明神や葛城神社の祭礼、旅情をかきたてる昭和50年代の国鉄山陰線・各駅舎のたたずまいなどにも焦点を当てた。初版1,500部の限定出版。表紙画像は、亀岡市の「亀岡光秀まつり」で安町商店街を巡行する光秀公武者行列をとらえた一枚。(昭和51年)。
目次
巻頭カラー 色彩の記憶──カラー写真でたどる郷土の昭和
1 昭和初期の暮らしと風景
2 戦前戦中の教育
フォトコラム 近代農業の一翼を担った府立須知農学校
3 戦時体制下の日々
フォトコラム 街道を賑わした道観稲荷大明神の祭り
4 わが町のできごと
5 戦後の暮らしとなりわい
6 思い出の街角と風景
7 交通の変遷
フォトコラム 国鉄山陰線の駅
8 祭りと伝統・民俗行事
フォトコラム 日本最古 生身天満宮
フォトコラム 大本教と亀岡
フォトコラム 葛城神社の木曳き
9 戦後教育と思い出の学び舎
10 昭和の子どもたち