目次
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特集
巻頭言「多重危機を問い、生命圏デザインを拓く」糸長浩司
Part 1:日本社会の危機への応答
特別寄稿「共同体の再デザイン」内山 節
特別寄稿「風土の危機 I」オギュスタン・ベルク
「風土の危機 II 失われた情緒ある生活の場」浅沼=ブリス・セシル
Part 2:生態系危機への応答
「生態系破壊の災厄を前に」井田徹治
「生態系減災と地域循環共生圏による応答」一ノ瀬友博
「気候変動と防災のためのレジリエンス・デザイン」牧 紀男
Part 3:建築・都市の危機への応答
「インフォーマルな居住地におけるコロナパンデミック」久保田 徹
「都市のたたみ方:人口減少時代の都市デザイン」饗庭 伸
「ネットワークから考える生態学的建築」能作文徳
「ローカル+エコライフのための建築デザイン」山田貴宏
ミニ連載
ヴィンテージ・アナログの世界 レコード・レーベルの黄金期㉗ 高荷洋一
女性と写経① 光明皇后御願五月十一日経 恵美千鶴子
連載
インクルーシブ・アートの世界展 嘉納礼奈
欧州グリーンインパクト⑧ チュイルリー庭園、パリ 遠藤浩子
動物たちの文化誌㉜ 疫病と動物たち 2 早川 篤
前書きなど
1994年に「生命都市」をテーマに、生命(生物、命)と都市(人工物、人間居住)を結び付けた新たなデザインを探る目的で本誌は発刊された。地球への信頼を基礎に自然・生命との共存を目指した人間居住のデザインを追求してきた。創刊から27年が経過した現在、地球の自然は傷み、かつ人間への深刻な脅威になるという地球のダークエコロジー化が深刻の度を増している。危機的環境にも耐え、人間社会の維持と再生、地球上の多様な仲間の生物たちを含めた地球上の生命圏(BIO)が地球の大地・海に持続的に生存していくための生命圏(BIO)デザインを作り出していかねばならない。本特集は、この危機の本質、生物多様性の危機を含めた複合的な危機の構造を問う。と同時に、この多重危機を克服するための途を哲学的、人文科学的視座を含めつつ、建築、都市、地域、ランドスケープと、多様なアクターの参加による複合化デザインを拓くための応答で構成されている。
(巻頭言より)