目次
収録事例
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第1章「施主の時代」から新しい展開へ
1911〜1989年竣工
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東京文化会館
帝国劇場
大阪市中央公会堂
ロームシアター京都
日生劇場
国立劇場
国立能楽堂
熊本県立劇場
サントリーホール
オーチャードホール
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第2章「芸術家の時代」の開花
1990〜1998年竣工
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彩の国さいたま芸術劇場
東京芸術劇場
愛知県芸術劇場
浜離宮朝日ホール
鎌倉芸術館
横須賀芸術劇場
東京国際フォーラム
シンフォニア岩国 山口県民文化ホールいわくに
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館
なら100年会館
札幌コンサートホール Kitara
横浜みなとみらいホール
滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
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第3章「観客の時代」の始まり
2001〜2010年竣工
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可児市文化創造センター ala
茅野市民館
石川県立音楽堂
北九州市ウェルとばた
国立劇場おきなわ
北九州芸術劇場
ミューザ川崎シンフォニーホール
まつもと市民芸術館
酒田市民会館「希望ホール」
高松市文化芸術ホール(サンポートホール高松)
兵庫県立芸術文化センター
都城市総合文化ホールMJ
三原市芸術文化センター「ポポロ」
大船渡市民文化会館・市立図書館「リアスホール」
渋谷区文化総合センター大和田
大阪新歌舞伎座
島根県芸術文化センター「グラントワ」
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第4章「創客の時代」へ
2011〜2018年竣工
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釜石市民ホール TETTO
由利本荘市文化交流館 カダーレ
新潟市江南区文化会館
新潟市秋葉区文化会館
フェスティバルホール
上田市交流文化芸術センター
ウェスタ川越
勝浦市芸術文化交流センター Küste(キュステ)
くれ絆ホール
ビッグルーフ滝沢
香椎副都心公共施設「なみきスクエア」
白河文化交流館コミネス
荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)
静岡県富士山世界遺産センター
日本青年館ホール
越後妻有文化ホール・十日町市中央公民館「段十ろう」
札幌文化芸術劇場hitaru
前書きなど
本書は、日本で初めて公共施設家具の製作を手がけた企業が、100周年事業の一環で社内に蓄積された記録写真や資料をアーカイブ化するなかで生まれました。記念すべき最初の製品は、関東大震災直後の1923年に、フランク・ロイド・ライト設計による帝国ホテルの演芸場に納めた客席でした。翌1924年に帝国劇場(設計・横河民輔)のために1,700席を製作。これが100年にわたる劇場イス製作の始まりとなりました。戦後まもなく、廃墟となった街に映画館や小劇場が生まれ、日本に文化の灯火が再びともり始めると、1951年に戦禍から再建された歌舞伎座(設計・吉田五十八)のために、劇場専用の連結イス1,500席を開発。その後も、客席イスの製作を通じて日本の劇場建築の現場に関わり続けてきました。
本書には、1911年竣工の帝国劇場から2018年に竣工された事例まで、日本を代表する約60の劇場・ホールの写真を収録しています。その多くは、客席イスの納品時に記録として撮影されたものです。結果的に、地域や種類、設計・施工者の枠を超えて、日本の劇場建築における歴史的変遷や、新しいデザイン潮流を俯瞰する貴重な資料となっています。