紹介
コナン・ドイルの自伝小説。
ホームズ・ファン必携!
推理小説ファンならずともだれもが知っている名探偵シャーロック・ホームズ。60編にのぼるこのシリーズを生み出したアーサー・コナン・ドイルは、作家デビュー前貧乏医師だった。
若き日の「街医者ドイル」を描いた本作は、まさに自伝であり、青春小説であり、19世紀後半のイギリス社会のルポルタージュであり、多岐にわたるジャンルの作品を数多く書いた大作家ドイルの人生観、宗教観が余すところなく表わされている。
ホームズ・シリーズ「最後の事件」の2年後、ドイル36歳のときに書かれた本書は、ドイル自身「最も末永く行き続ける作品」と考えており、彼の数多い著作のなかでも原点に位置づけられる名作。
目次
「変人カリングワース君を覚えているかい」
「これがエイボンマウス滞在の顛末だよ」
「母とローラのことを話そう」
「心ってどこにあるのだろう」
「炭鉱まちで貧しい人々の温かさにふれた」
「診察を待つ患者があふれている」
「だれもが金持ちで病人というまち」
「新天地バーチェスプール」
「生まれて初めて家を借りた」
「ホワイトホール船長の宴会」
「わが家にやって来た家政婦」
「もう少しで病院をつぶされるところだった」他