紹介
自殺予防──いま,一番大事な大人の仕事
深刻化する若年層の自殺。仲間や恋人に「死ぬこと」を仄めかされたらどうしたらいいのか? 自殺をとどめるには,この最初の表現を聞いたものが「ゲートキーパー」となる必要があります。
いのちの大切さを声高に叫ぶだけではなく,聴く技術,つなぐことなど,人と人のきずなで自殺を予防しよう
──ある地域の学校では,そんな授業が実践されています。この本は,その自殺予防教育を実践してきた4人の心理臨床家による手引き。明日からでも授業ができる資料集も付録。
本書の特色!
1:重い雰囲気にならず,自殺予防教育ができる
2:わかりやすい手引きつき
3:授業で使える資料・授業案がたっぷり。そのうえ,ダウンロードも可能
4:教員も,心理職も,養護教諭も,だれでも使える。
目次
第1部 理論編
第1章 子どもを直接対象とした自殺予防教育の必要性
第2章 今なぜ,学校における自殺予防か──学校で自殺予防教育を行う必要性と必然性
第3章 児童生徒を対象とした自殺予防教育の実際──国内外の先行研究から
第4章 学校における自殺予防教育の進め方
第2部 実践編──学校における自殺予防教育の進め方:北九州市の実践から
第5章 学校現場に自殺予防教育を導入するために──自殺予防教育の導入課程
第6章 学校における合意形成
第7章 授業プログラムの実際