紹介
「経済成長なき時代」のお金の生かし方――
「消費第一世代」として、株主資本主義のど真ん中を生きてきた著者がたどりついたのは、半径3km圏内の暮らしだった……。
【銭湯経済】
空虚感を埋め合わせるための消費欲に支配されることなく、
職住が隣接した町のなかで、見知った顔の人たちが働き、暮らし、銭湯につかる。
その落ち着いたリズミカルな暮らしが営まれる、半径3km圏内でめぐる経済。
消費者であることは、半ばは自分で選び取っていますが、半ばは企業や市場にコントロールされています。
その状態から、決意して逃避しなければならないと、わたしは思うのです。いや、決意なんて大げさなものではなくてもいいんです。アイデアをちょっと変えてみる。
では、どうするか――。それをこの本をとおして考えていきたいと思います。
――本文より――
シリーズ22世紀を生きる第三弾!!
目次
はじめに
第一章 消費者第一世代として
第二章 戦後は消費化の歴史だった
第三章 消費ビジネスのなかで
第四章 あれは戦争だった
第五章 それでもアメリカに憧れる日本
第六章 詐欺化するビジネス—ウォルマートからプライベートブランドへ
第七章 消費者マインドを超えて
結語に代えて.滅びゆくものに積極的な意味を与えるということ