紹介
戦時期東京西郊を記録した、大縮尺極秘地図。5000分の1の大縮尺地図地形図が地域の素顔を再現。軍需工場や国民学校、憲兵隊など、消失事象が満載。ほとんどの工場が軍需生産に従事していた、時代の証言物。細流・小水路や水車、窪地や微細な谷まで記載
湧水地、河川の源流やその地域環境が図化された稀有な記録。詳密等高線と地類記号により、土地の素顔がわかる。地域把握の第一歩としての、土地の高低を知る比類ない資料
宅地開発の初期相を記録。学園都市開発や戦時都市計画上の区画整理や耕地整理の実態がわかる。図葉ごとに、現代地図・注記一覧・図解説を備える。読図や地図利用上のヒントや見所が、具体的にわかる。難読地名には読み仮名を付す。難解な地名だけでなく、地図の旧字・旧かなが読めるように配慮。地図注記の誤りも必要に応じて解説で触れる。戦時期の速成図としての欠点を補い、現地調査の混乱を防ぐ。巻末に解題、参考文献一覧を付す。地図史、地域史の上から、押さえるべきポイントを概括。総索引を備え、研究・調査文献資料として完結。
目次
編集にあたって
凡例・図式
索引図・目次
満行寺1
西大泉2
大泉学園町3
下保谷4
保谷駅5
東大泉6
上保谷7
南大泉8
三宝寺池9
柳沢10
武蔵関駅11
上石神井12
葭窪13
野田北14
善福寺15
玉川上水16
吉祥寺17
吉祥寺東部18
深大寺19
中仙川20
仙川21
布田22
金子23
入間24
上ヶ給25
和泉26
成城27
野火止28
小山29
東久留米駅30
下里31
前沢32
南沢33
大沼田34
柳窪新田35
西原36
小金井37
小金井東部38
境39
多磨墓地40
多磨墓地東部41
大沢42
人見43
紅葉ヶ丘44
天文台45
仲ノ通46
東村山駅47
野行48
回田49
久米川駅50
柳窪51
国民勤労訓練所52
九道ノ辻53
小平54
戸倉新田55
国分寺北部56
国立東部57
国分寺58
中河原59
府中西南部60
府中東南部61
関戸62
芝間63
是政64
連光寺65
大丸66
金井67
川井田68
三輪69
本町田70
玉川学園71
北ヶ谷72
南大谷73
三又74
奈良75
原町田東部76
成瀬77
恩田78
中和田79
下小川80
長津田81
公所82
町谷原83
中村84
内山新開85
辻86
台87
下鶴間88
下鶴間東部89
谷ツ90
金乗院91
日向92
芋久保93
奈良橋94
狭山95
狭山南部96
北立川97
中藤新田98
立川西部99
立川東部100
国立西部101
日野橋102
下立川103
谷保104
日野東部105
山中106
荻久保107
小野路108
今井109
淵野辺110
木曽111
一色112
淵野辺南部113
谷戸114
森野115
大沼西部116
大沼117
原町田西部118
石畑119
三ツ木120
赤堀121
石畑南部122
残堀123
中藤124
中里組北部125
残堀南部126
中里組127
一番組128
二番組129
拝島橋130
大神東北部131
二番組南部132
東光寺133
日野西部134
矢部新田135
淵野辺駅136
羽村137
五ノ神138
箱根ヶ崎西南部139
東ヶ谷戸140
川崎141
川崎東部142
草花143
福生144
東福生駅145
熊川146
野辺147
高月148
拝島駅149
拝島150
宮下南部151
滝山城址152
拝島渡153
犬目154
谷野155
八日市156
福岡157
中野町158
尾崎159
二軒在家160
小比企161
片倉162
総索引 163
前書きなど
本書は、大日本帝国陸地測量部と都市計画東京地方委員会によって、戦時都市計画のため空中写真測量作成された、東京西郊の3000分の1地形図をまとめたものである。
これらは第二次世界大戦末期における国内地図測量最後期の地図群の一部であり、これまで一般の目にふれる機会のなかった極秘地図でもあった。この地形図の原図は現在国土地理院に保存されているが、印刷図として残されていたのは本書に収録した162図葉のみである。地域元来の地形や環境が網羅的に記録されたほぼ唯一の文化遺産としての本図群が、国土地理院のご理解を得て、学術資料に相応しい形で世に造進可能となったことは編者としてまことに慶賀に堪えず、記して深甚の謝意を表する次第である。残る100図葉余についても、時を得て同様の資料とすることができれば、また世に裨益するところ少なくないものと信じる。
なお、図のなかには作成目的と作成時期の性格により、十分な吟味をせずに印刷に付されたと思われるものもあり、利用にあたっては注意が必要である。さらに、出版に際して本図に参考図や注記一覧などを添えたが、お気づきの点はご指摘いただければ幸いである。
本書は、大日本帝国陸地測量部と都市計画東京地方委員会によって、戦時都市計画のため空中写真測量作成された、東京西郊の3000分の1地形図をまとめたものである。
これらは第二次世界大戦末期における国内地図測量最後期の地図群の一部であり、これまで一般の目にふれる機会のなかった極秘地図でもあった。この地形図の原図は現在国土地理院に保存されているが、印刷図として残されていたのは本書に収録した162図葉のみである。地域元来の地形や環境が網羅的に記録されたほぼ唯一の文化遺産としての本図群が、国土地理院のご理解を得て、学術資料に相応しい形で世に造進可能となったことは編者としてまことに慶賀に堪えず、記して深甚の謝意を表する次第である。残る100図葉余についても、時を得て同様の資料とすることができれば、また世に裨益するところ少なくないものと信じる。
なお、図のなかには作成目的と作成時期の性格により、十分な吟味をせずに印刷に付されたと思われるものもあり、利用にあたっては注意が必要である。さらに、出版に際して本図に参考図や注記一覧などを添えたが、お気づきの点はご指摘いただければ幸いである。
本書は、大日本帝国陸地測量部と都市計画東京地方委員会によって、戦時都市計画のため空中写真測量作成された、東京西郊の3000分の1地形図をまとめたものである。
これらは第二次世界大戦末期における国内地図測量最後期の地図群の一部であり、これまで一般の目にふれる機会のなかった極秘地図でもあった。この地形図の原図は現在国土地理院に保存されているが、印刷図として残されていたのは本書に収録した162図葉のみである。地域元来の地形や環境が網羅的に記録されたほぼ唯一の文化遺産としての本図群が、国土地理院のご理解を得て、学術資料に相応しい形で世に造進可能となったことは編者としてまことに慶賀に堪えず、記して深甚の謝意を表する次第である。残る100図葉余についても、時を得て同様の資料とすることができれば、また世に裨益するところ少なくないものと信じる。
なお、図のなかには作成目的と作成時期の性格により、十分な吟味をせずに印刷に付されたと思われるものもあり、利用にあたっては注意が必要である。さらに、出版に際して本図に参考図や注記一覧などを添えたが、お気づきの点はご指摘いただければ幸いである。