目次
Ⅰ魂を考える
ポスト・オウムの〈魂〉のために
〈魂〉の考え方
〈魂〉の感じ方
〈魂〉の理解のしかた
少年Aとは何者か
脳死と「人の」死
〈魂〉のインフォームド・コンセント
六月の病室で
何が生きているのか
読者からの手紙
Ⅱその人を考える
埴谷雄高と大森荘蔵
大森荘蔵氏の印象
思索的想像力の形式について—埴谷雄高氏
般若豊さんのこと
情熱の形而上学—井筒俊彦氏
藤澤令夫氏のこと
哲学者・藤澤令夫さんを悼む
古い名前—中村元氏
新聞記者
普通のような普通でない人
いつもいつも一緒だった
犬の力ふたたび
Ⅲ魂を語る文体は
ある人がその人である、という問い
考える不思議、「常識」の不思議
古い言葉を想う
Ⅳ魂の〈私〉を生きてゆく
センチメント
天才の生き方について
あとがき(旧版『魂を考える』より)
初出一覧
池田晶子・略譜
池田晶子・著作一覧