目次
花を奉る
魂だけになって
全集完結に寄せて
同窓石牟礼夫妻
教師・石牟礼道子さん
心に残る人
「サークル村」のころ
ぽつり、ぽつりと言葉が湧く
「越後瞽女口説」からの縁
最も暗い時季の仲間として
迎えにきてくれたのは……
すべての行文に宿るまなざし
湯堂のちいさな入り江で
石牟礼道子奇行録
異風な女子
石牟礼さんのある一面
思い出すこと二つ三つ
野呂邦暢さんと石牟礼さんのこと
石牟礼さんと塩トマト
魂入れ式
手紙
形見分け
顔
またお供させて下さい
水俣・不知火の百年物語
石牟礼道子さんへのメッセージ
ひめやかな言葉
小さくて大きな
人間の行く末について真剣に考えている人たち
想うということ
ライオンの吼え声
子狐の記
苦界の奥にさす光
現代の失楽園の作者
独創的な巫女文学
不知火の鎮魂の詩劇
日本の良心の文学を
世界を多重構造として見る目
「自然」の言葉を語る人
あたたかいやわらかさ
「一堂に会す」歓び
芸術家の本質としての巫女性
そこで生きとおしている人の詩
天の病む
五〇年代サークル誌との共振性
天地の間
魂のメッセージ
桜に寄せて
海の底に陽がさして
イザイホウのころ
一九七八年、沖縄でのこと
心洗われる文章
可憐な作品群
故郷へ、母への想いは永遠に……
世界の根本に立っていた人
女は末席に
なんと豊饒な音韻が!
方言という表現
ことばの力
『石牟礼道子全集』、その地域語の魅力
新たな石牟礼道子像を
石牟礼さんへの最初で最後の手紙
石牟礼さんの美しい日本語
海の宝子
「水俣メモリアル」のこと
花あかり
原初の調べ
形見の声
「石牟礼道子」という想像力
悶えてなりと加勢せん
「もはやない」と「まだない」のあわい
石牟礼道子そして渡辺京二に導かれて
不知火みっちん
立ち現われる世界
異世界へ、異世界から
猫嶽
そこの浄化
ひとりで食べてもおいしくない
世界文学の作家としての石牟礼道子
揺るがぬ基準点
水俣病における文学と医学の接点
石牟礼道子さんなかりせば、映画は?
「近代の毒」を問い続ける石牟礼さん
「祈り」の時代に
「苦海浄土」という問い
石牟礼さんの世界とケア
石牟礼さんの言葉を借りて〈引用〉石牟礼さんを語る
海への挽歌
石牟礼さんとT君のこと
水俣から、福島の渚へ
言葉の巫女
『椿の海の記』の巫女性と普遍性
石牟礼道子の歌声。
不知火はひかり凪
近代の奈落と救済としての歴史
至福の八年
救済としての歴史
石牟礼道子管見
ほか