目次
歴史に見る東西の出会い 儒教倫理と東アジアの近代化の精神
フランス政教分離原則(ライシテ)における文化移転の影響
明治時代の日本におけるデウス如来とキリスト教への恐れ
仏教とキリスト教との深みにおける出会い
普遍主義と通底主義
対話の〈担い手〉と手段 文明間の対話の道としてのシルクロード
社会システムと価値システム
シルクロード上の異文化間に通底する世界観について
異文化間の対話様式
真と善の文明から美の文明へ
文化の多様性と価値の多元性 宇宙の視点から見た現代文明の新しい見方
道徳理論の一基盤としての科学的人間概念
時間の概念
稲作漁撈文明のエートスから見た持続可能性
日本における、森と聖域
日本語を通してみる文化の違いと普遍性
文化移転に見る現代性の影響 儒教的価値
東アジアと共通価値の進化
和辻哲郎における「人間の概念」
グローバリゼーションの時代における生活世界のムンディアリゼーション
キリスト教的価値と現代性
多様な世界における通底の価値 平和な文化のための「和」概念の更新
なぜ「市民社会」だけでは充分でないのか
「神聖言語」ユーラシア文明における神聖・伝統的言語の重要性
イスラムと知識社会
通底の価値の基盤としての相互依存のネットワーク
解題