目次
文明、正義、理論 大沼保昭の「文際的視点」について
国際法の認識をめぐって
グローバルな正義はいかにして可能か
「国際法学の国内モデル思考」批判の射程
国際法学における「国内モデル思考」「裁判中心的思考」批判と国際組織
国際義務の多様性
歴史 中世キリスト教神学における正義論の非国家的性格について
朝中商民水陸貿易章程についての素描
J.L.ブライアリの戦時国際法論
ダン・オコーネルにおける国際法の基礎理論
人権 排除された人々と国際法
「人間」の終焉
国際人権法の国内規範性とその影響
国際人権と国内人権:女性差別撤廃条約の国内的適用
日本に対する戦後補償運動の経緯と展望
経済、労働、環境 国際経済法の実現における私人・私企業の「関与」
国家債務問題と国際法
労働CSRと国際労働立法
多国間環境条約の執行確保と複数の条約間の調整
国際法における海洋保護区の意義
紛争解決、国際裁判、戦争責任 紛争の平和的解決と対抗措置の行使に関する一考察
国際裁判と途上国の受諾・利用
国際司法裁判所の紛争解決機能に関する一試論
国家行為免責の理論
大沼保昭『戦争責任序説』:そのアンソロジー的書評