目次
本書刊行に寄せて 山田洋次(映画監督)
はじめに
母のバトン
第一部 出会いは創造の始まり――ふり返れば希望が見える
永平寺の同胞【はらから】(福井)
広告裏の紙の伝言(三重)
三浦綾子さんの街で(北海道)
その日お寺は劇場になった(千葉)
七〇〇人分のホウバ飯(福井)
お日様を守ったお母さん(大阪)
銀色の涙(北海道)
仏の風に吹かれて(北海道)
ドレミハ先生(東京)
色褪せなかった新聞記事(北海道)
喜寿の青春(神奈川)
朝鮮の友(兵庫)
無財の七施(兵庫)
清水港【みなと】の五人衆(静岡)
消えない町(静岡)
千の風が吹いた日(静岡)
「おめっちゃ今夜になれば喰えるらあ」(山梨)
田川先生(三重)
長崎の街で(長崎)
火葬場に吹く風(北海道)
塩尻の〝ふじ子〟(長野)
「じゃあした~」(山梨)
案山子【かかし】がくれた軍服(長野)
ミッキーと呼ばれた戦争孤児(神奈川)
赤トンボ、この指とまれ(秋田)
ときがわ町(埼玉)
先生はお寺の和尚さん(長野)
被災地で(岩手)
川本君(三重)
〝赤字〟の幸せ(長野)
地獄と仲良しになった日(北海道)
衣を脱いだらどこから見ても(北海道)
石巻の芝居小屋(宮城)
置賜【おいたま】はひとつです(山形)
池田さんのバイオリン(山形)
畑が増えた(埼玉)
変わらぬ札幌事務所(北海道)
日美ちゃんの青春(東京)
浜通りのガリレオ(福島)
珍友たち
第二部 演劇とは希望を語ること
聖なる空間 高木正一(富山県上市町)
心のやさしい人々の輪づくり 篠原英一(千葉・長寿院住職)
「釈迦内柩唄」初日の舞台より 田川敏夫(元三重県教育長)
分け合うところに映るもの 古巣 馨(長崎純心大学教授・カトリック神父)
若い人々に観て感じてほしい いま何が大事なのか? 斎藤高市
私の原点 遠藤征広(公益財団法人 弦 地域文化支援財団・理事)
「福島の今」を生きる 本田 徹(高野病院医師)
希望舞台「焼け跡から」に思うこと 續 道雄(玉宗寺住職)
合掌 玉宗寺前住職續さんのこと
おわりに 希望舞台代表・由井 数