紹介
1936(昭和11)年に中腹から10万トンを超す大量の溶融硫黄を噴出した知床硫黄山(北海道斜里町・羅臼町)。噴火直後の調査以降、とくに研究が進展していない硫黄噴出のメカニズムに興味をもった著者は、単身、最果ての地で謎の解明に挑む。「著者の旺盛な好奇心とゆるぎない情熱が本書の随所に垣間見える。諦める前に行動する。将来、研究者を志す高校生にはぜひ紹介したい」貴治康夫氏(立命館高等学校嘱託指導講師・(社)日本鉱物科学会理事)、「シロウトの地下探査・火山研究にこれほど驚かされたのは初めてだ」後藤忠徳氏(京都大学大学院工学研究科准教授)推薦! 2020年4月11日〜5月31日、大阪市立自然史博物館テーマ展示「世界一変な火山展」開催《予定》
前書きなど
「かつて硫黄が川のように流出した世界でも珍しい火山に関心を持った著者。溶融硫黄の謎を解き明かしたい一心から、ヒグマやキタキツネが頻繁に出没する大自然の中で調査・研究を開始。危険な火山地帯にたった一人テントを張り、京都と北海道知床を往復すること約10年。ついに国際的な学術誌に研究成果が掲載されるまでになった。著者の旺盛な好奇心とゆるぎない情熱が本書の随所に垣間見える。諦める前に行動する。将来、研究者を志す高校生にはぜひ紹介したい。」貴治康夫氏(立命館高等学校嘱託指導講師・(社)日本鉱物科学会理事)
「約80年前のナゾの噴火に挑むため、一人の市民が知床半島へ立ち向かう。シロウトの地下探査・火山研究にこれほど驚かされたのは初めてだ。」後藤忠徳氏(京都大学大学院工学研究科准教授)