目次
特集
息抜き時間? 受験の敵?
音楽・図工・体育・家庭科で泣く子、笑う子
絵/山福アケミ 文/岡崎 勝
4 「周辺」教科の仕事人
これが音楽・図工・体育・技術家庭科の先生だあ!?
構成/編集部
6 期待してます・困ってます 文/親と先生の声
9 なにを・どのくらい習ってるかな? 小学校
10 〈こんなこと教えてます 小学校〉
ひとりでやるのはたいへんだけど 文/岡崎 勝
12 なにを・どのくらい習ってるかな? 中学校
13 〈こんなこと教えてます 中学校〉
音楽 教員の好みが優先するかな?
文/庄司一郎
美術 三〇分で絵は描けない
文/阿佐比修司
体育 スピーディーかつ効率的に
文/土井俊介
技術科/家庭科 少ない時間でがんばってます
文/原田幹夫・河合由美子
17 いじわる評定に親は泣く!
高校入試と「周辺」教科
談/白井正枝・中島美香・松園伸子
20 〈小学校の問題点〉
N先生の消えた図工の時間 文/長谷川洋子
22 〈中学校の問題点〉
内申がらみのトラブルが激増 文/伊藤育雄
24 障害をもつ子どもにとって四教科とはなにか
文/北村小夜
25 道徳は「教科」でもない 文/岡崎 勝
26 音楽・図工・体育・家庭科にいいたいこと 文/子どもの声
“プロ”に聞く・「私が教室にいたら」
27 [図工]「好きな絵に出会う」ということ
文/林 丈二
28 [音楽]「宇宙語」で思いっきり歌ってみよう
文/巻上公一
30 [体育]もっと楽しく! 発想の転換を
文/増田明美
32 [家庭科]キャベツの芯から学ぶ「命」の思想
文/小林カツ代
34 [技術科]技術をおぼえる醍醐味はどんな仕事にも役立つ
文/下羽福治
35 野の百合、空の鳥を見なさい
——「周辺」の偉大さを見つめる教科 文/村瀬 学
37 特集・参考文献
連載
38 マナ・ママのトラブルPIKAPIKAランドセル(6)
きんいろのママのかみ 文/安住磨奈
40 世田谷ギャングエイジ疾走(6)
子離れ?の予感 文/松園伸子
42 ユイちゃんの「だって変だもん!」(6)
「だってほしいんだもん」 文/佐藤 智
44 男子は思春期未満(6)
ナミダの卒業式 文/野崎優子
46 編集デスク●6年生 これっきり
6年3組、恐怖の克己先生 文/伊藤書佳
48 腰下げズボン!(6)
部活での「いじめ」事件 文/中島ゑつ子
50 父が見た不機嫌少女成長記(6)
ボーイフレンド 文/姿 三郎
52 中三受験ユウウツの出口(6)
悩まされたもの 文/マダム本郷
54 高校より道まわり道(6)
飲み屋の夜のはなし 文/梅村 浄
56 こんなときどうするQ&A
Q.安全についてどう教えたらいいの?
A.内田良子
Q.ひっこみ思案な親は学校とどうつきあえばいい?
A.岡崎 勝
59 世間に負けそうになったとき読む教員社会の歩き方(6)
職員会がダメダメなとき 文/岡崎 勝
62 困惑の職員室(6) 職員室編(1)
刃物男、職員室に乱入! 文/伊藤育雄
64 先生のための法律講座(6)
超過勤務と過労死に「備えて」(?)(3)文/岡崎 勝
66 四〇年間保健室で
——「子どものために」を疑って(6)
集団予防接種の教訓 文/草野喜久恵
70 慢性の病気をもつ子と学校(6)
「てんかん」で教師に知らせたいこと 文/山田 真
73 誰も知らない「健康日本21」を考える(6)
地域医療の「志」が骨ぬきにされる? 文/斎藤貴男
76 尚子さんの「大学生になる」ということ(6)
大学らしい学び方とは? 文/大谷尚子
78 石川センセの「学歴」という考え方(6)
情報産業社会の「知」 文/石川憲彦
81 子どもが「巣立つ」ということ(6)
生きる「かたち」が見えにくい 文/浜田寿美男
84 不登校2003 (25)
休めなくなった子どもたち
——「不登校二年連続減少」の読み方 文/奥地圭子
86 情報整理 ニュースの読み方(6)
えっ、小中学生にも留年? 文/大内裕和
89 野にはなつ(2)
食われぞこない 文/伊藤比呂美
93 47都道府県情報ファイル「読書」
98 「『お・は』を読む会」に行ってきました(3)
[埼玉県所沢市]
101 みんなの手紙
108 oha編集部より
109 編集後記
コラム
65 学校警備員さんの知られざる日常(16)
66 学校でいちばんこまったこと(12)
80 事務職員さんの「環境教育はまちがっとる」(25)
100 『お・は』執筆者が読んだ本・書いた本
前書きなど
「なんで体育が2.5時間に減ったの? 音楽も図工も1.5時間だって」
子どもたちからは大ブーイング。でも親は無反応。
低学年はほとんど体育大好き。図工も、工作やお絵かきはノッてくれる。音楽だって、リコーダー以外は好きだといっている。
「家庭科の調理実習は、忘れ物ないもんね。朝からテンションあがってるしぃー」と、高学年の千栄子先生。
美術科出身の英里子先生は、「中学校へ行ったら、五教科以外は、副教科とか周辺教科とか、息抜き教科とかいわれるんだよ。なんかヘンじゃん」と訴える。
国語や算数より、値打ちがさがっているとされる音楽・体育・図工・(技術)家庭科の四教科。評価も不可解。「ウチの子の図工、担当の先生変わったら通知票も大ちがい。どうしてって聞きたいけど……」
*
古代から人間には体育と音楽・芸術の文化が必須。現代はそれに加えて衣食住の「学」が絶対不可欠。
日本の教育の再生をかけて『お・は』がいどむ、四教科の復権! 特集「学校の中心で四教科を叫ぶ!」
(編集人/岡崎 勝)