目次
今号のひとこと
特集
SPECIAL EDITION
イケてる! 医者の選び方
絵/山福アケミ 文/山田 真
4-医者の世界はどうなってるの?
文/永井 明
8-受診中には聞けないフシギQ&A
「薬をだすともうかるの?」
「カルテをくれないのはなぜ?」
「『ち・お』の医者は偏ってる?」
「どうして母親をばかにするの?」
回答/石橋涼子・山登敬之・林 敬次・毛利子来
12-こんな病院イヤだ よかった
文/読者モニター
見えにくい過剰な医療
文/山田 真
17-ワタシの おすすめドクターリストをつくってみよう
烏山杉の子保育園、ままとんきっず、ミズプランニング
構成/編集部
変わってきた「良医」の条件
文/清水晴子
22-『ち・お』執筆医リスト
24-編集委員が患者になるときこんな医者にかかっています
文/青野典子・石川憲彦・大谷尚子・岡崎 勝・北村美佳・草野喜久恵・里見 宏・富山洋子・野田克己・毛利子来・母里啓子・山田 真
30-かかりつけ医をみつける前に
談/母里啓子
32-納得いく医療を受けたいなら
文/山田 真
34-特集・参考文献
連載SERIES
<<からだ>>
36-「お母さん・お父さんのためのこども診断学」(8)
自家中毒
文/山田 真
42-かってになさい! (8)
スポンジも除菌!?
談/母里啓子
46-闘う小児科医誕生秘話
「ぼくの青春闘争録」(8)
東大闘争のきっかけ
文/山田 真
<<こころ>>
50-マナ&のりりんの不安物批評(8)
きょうだい
談/安住磨奈・石川憲彦
54-続・児童精神医学入門(8)
薬という神話
文/石川憲彦
56-マナ・ママの逆ギレエッセイお疲れ?(8)
ライフ・スタイル
文/安住磨奈
58-幼い子のこころとくらし(8)
お風呂をいやがる
文/内田良子
<<くらし>>
62-子育ての心配
そんなこといわれても(8)
入院です
文/毛利子来
66-ちょっとあやしい保育のなかみ(8)
ひらがなとかるた
文/青野典子
68-運動日誌
なんとかしなくちゃ(8)
おもちゃのなかの環境ホルモン
文/富山洋子
70-ターミネーター里見のサイエンス・バトル(17)
食べ物を放射線で殺菌するってなんだ!?
文/里見 宏
74-イノチの天音(12)
困った癖
文/山口平明
ごほうび
文/山口ヒロミ
<<みんなの声>>
78-みんなの手紙
87-それなら知ってる!Q&A
94-編集部より
96-編集委員とわたくし
97-ニューズレター
98-『ち・お』バックナンバー常備店
100-創刊のことば
●コラム●
45・予防接種情報(8) 接種後の健康状況調査/60・ママの疲労回復BOOK(8)/64・たぬき先生のお部屋(3) 百日咳と予防接種/65・子育て支援活用術(8) 神奈川県小田原市の場合/84・『ち・お』を読む会(8)広島/85・うちも家族(5)/86・「障害」をもつ子と暮らして(7)
前書きなど
ぼくは『東京のおいしい店200』といった本が好きで、紹介されている店のうち値段が安くて地理的に行きやすいところにはけっこう足を運びます。でも、がっかりすることが非常に多いんですね。そのたびに、味覚というものが人によってちがうんだから、ガイドブックを信じて行くほうがおかしいんだよなと自分にいいきかせます。でも、しばらくすると「こんどこそほんとうにおいしいかも」などと期待して出かけ、またがっかりするのです。
医者だって、だれかに「ここの病院はぜったいおすすめよ」といわれて出かけていったけれど、深い絶望をあじわって帰るといったことはしばしばあるはずです。ぼくのような腕の悪い医者がなんとか食べていけるのも、人によって医者の選び方がちがうおかげで、「性格が明るければ多少腕は悪くてもいい」という選択をしてくれる患者さんに支えられているわけです。
だから、医者の選び方といったテーマを掲げることにはためらいもあるのですが、今回はあえてこの難題に挑戦してみました。どうなることかハラハラしながら幕を開けます。
(本誌編集委員/山田 真)