目次
特集
2-こどもVSおとなワイワイガヤガヤ
病気のみかた・医者へのかかりかた
----「もしかしたら」という心配----
絵/猫柳あけみ 文/毛利子来
4-こどもの病気はこわい? 文/毛利子来
16-軽いか重いか、どう見分けますか? 〈母や父の場合〉
文/菅弥寿子・藤原 秀・大井元子・天野秀昭・宗由美子・藤本真紀〈医者の場合〉文/中田益●・黒部信一・池亀卯女・鈴木洋・中田成慶・坪井千鶴
24-どうなったら、いつ、どんな医者にかける? 〈母や父の場合〉
文/菅弥寿子・藤原 秀・大井元子・天野秀昭・宗由美子・藤本真紀
28-「ほんとうのいいかげんで」
文/山田 真
30-保健所を過信しない、病院と親密にならない
文/母里啓子
32-うつる病気のとらえかた
文/山田 真
35-重い病気のとらえかた
文/細谷亮太
38-大人がすべきこと
文/毛利子来
特別ルポ
42-おたふくかぜワクチンで被害にあった子の父として
----栗原 敦さんに聞く 取材/斎藤貴男
連載
46-保健所所長のひとりごと・ 50年前からの健康指導から
文/母里啓子
48-子育てライブ相談室・ 指しゃぶり
文/毛利子来
50-園医はワハハ先生・ 「権利」についてしゃべりたい
文/山田 真
52-いしかわのりひこの児童精神医学入門・ 続・遺伝のはなし
文/石川憲彦
54-カウンセラーという仕事・ 登校拒否をしたこどもたちの10年後
文/内田良子
58-初めての××○○
料理
文/安住磨奈
60-保健室通信
文/伏見二三香・板垣美佐子・北村美佳
63-保健室のナゾ
職員の健康管理
文/WM
64-これがワタクシの保健の授業だ!
「虎の家庭」
文/岡崎 勝
68-不登校のこどもたち
こどもたちが実現した大陸横断の旅
文/奥地圭子
70-こどもの事件を追う
体罰教師は教育不熱心だ
文/矢倉久泰
72-「安全」な食べ物って?
輸入米と給食のおコメ
文/野田克己
74-虫歯について
疑わしき様子をみよう
文/里見 宏
77-食と病気シリーズ
ハーモニゼイションのからくり
文/里見 宏
80-わたしのネットワーク術
フェアー・グラウンド
まとめ/山本ななえ
82-行ってきました!!トーク・キャラバン・・・
開催地/長野県・福岡県・新潟県
85-それなら知ってる Q&A
アトピーの根治療法とは?」「こどもの包茎」ほか
93-みんなの手紙
100-編集後記
前書きなど
「もしかしたら」という心配
こどもが病気になったときは、だれでもが心穏やかではいられないでしょう。
たいしたことはなさそうだと思える場合でも、「もしかしたら」という心配がよぎるのは人情です。
まして、ひどく苦しそうだったり、どことなく重そうな感じがする場合には、オチオチしていられないはずです。
ところが、その反面、あんまり怖がりすぎるのはハシタナイし、医者にかかりすぎるのもどうかと思えたり、ジレンマに陥ることも多いのではないでしょうか?
そんな複雑な気持ちに少しでも役に立つことができればと考えて、この特集は組まれました。
まず、今のこどもの病気にはどんなものがあるのか、その事態をデータで紹介し、あわせてこどもの病気の特徴もあげて、どれだけ心配する必要があるかを考えてみます。
ついで、病状の判断、つまり軽いか重いか、急を要するかどうか、その見分けかたについて、数人ずつの親と医師の方たちのご意見をお聞きします。また、どんなとき病院に連れて行くかも、数人の親のご体験を聞きます。
あと、「うつる病気」と「重い病気」について、それぞれ日ごろから深く考えておられる医師から、解説をいただきます。
ただ、ここで取りあげるのは普通の身体の病気にかぎり、心の病気と障害については別の機会にゆずることにしました。
(本誌編集委員/毛利子来)