目次
巻頭小特集 秋山駿の文学 自由の風が吹き抜ける批評
対談 佐藤洋二郎╳富岡幸一郎
名作再見 秋山 駿 序 章
解説 批評家の「声」 富岡幸一郎
特集 車中小説 戦後鉄道編
名作再見
広津和郎 幽霊列車
梅崎春生 蜆
小島信夫 汽車の中
中野重治 おどる男
吉田健一 乞食時代
永井龍男 一個
中沢けい 雪のはら
書きおろし
佐藤洋二郎 天 女
勝又 浩 車中文学誌余聞(評論)
文科
白石雄治 私の中の姉・白石かずこ
八木寧子 新たな「神話」が立ち上がる 令和の文学・考
坂本貞枝 或る編集者─六十年を共に暮して
庵原高子 『青あらし』の陰に
久米 勲 著者と編集者
越田秀男 文芸同人誌ならではの作品
創作
大道珠貴 くすぐり〈4〉
土井荘平 夢で逢いたい
大嶋岳夫 西下東上
吉川 徹 父
南水梨絵 あらゆる岸辺に着く船
河内 康 ブック・メーカー
集中連載
松本徹 氾濫する『豊饒の海』─三島由紀夫 最後の五年間②
同人雑誌季評
河中郁男 持っていないものを奪われる
谷村順一 正しさと答え
連載
麻田実 明日行灯〈7〉 芸術監督
鈴木ふさ子 海の詩学─三島由紀夫〈14〉「花ざかりの森」の中の海(中)
布施田哲也 学界への窓 24 物語の中で人は生き続ける 内田百閒の『長春香』より
同人雑誌および本誌会員から
和田伸一郎 文学伝習所の残党?として
西内真次郎 文学碑の周辺
木下径子 駅沿いのビル群
砦
勝又浩・松本徹・山之内朗子