目次
なつかしかぁ
原風景
麹屋番の店/日々のくらし/那珂川に想う/海風に吹かれて/うちのごりょんさん
のぼせもん
芸所博多とどんたく/博多松囃子の歴史/追山笠の廻り止/山笠復興の誉/山笠の鼻取り/謎の水法被/不浄の者立ち入るべからず/我が家のお盆 /いけどうろう/
博多の町の夏祭り
うまかもん/行当餅/オキュウト/饂飩と蕎麦と饅頭と、そして素麺/妙楽寺と外郎/お正月を迎える/博多雑煮/正月料理
前書きなど
もし私が博多の本を書いたときには、その本はぜひ西島伊三雄さんの絵で包みたいと、ずっと思ってきた。
(万四郎神社は)私の通った奈良屋小学校とは大博通りを挟んですぐのところであり、昔はよく来ていたものだ。
最近、何十年ぶりかに万四郎さまに行ってみた。
小さな境内、小さな社ではあるけれど、博多の繁盛と子どもたちの息災を祈る博多の人々の想いがしっかり詰まったスポットだ。
ペン画を改めて見ると、万四郎さまの境内で遊んでいるのは、幼かったころの私と弟に見えてきた。
その弟が令和二年四月八日、花祭りの日に私よりも先にみ仏のもとに逝った。
私が懐かしい博多のことを綴ったのは、弟へのレクイエムなのかもしれない。
(本書「カバー絵に寄せて」より)