紹介
日本語能力試験の文法問題に出題が予想される文型のマスターを中心に、Ｎ１の合格力を養うための問題集。
■対象：
日本語能力試験Ｎ１の合格をめざす人。
■特長：
(1)Ｎ１のターゲット文型をカバー。（旧試験の直近７回分を元にした）頻度表示付き。
(2)豊富な例文とコロケーションの紹介で、意味や用法がわかりやすい。
(3)付録の文型一覧が復習・整理に便利。
(4)難しい語句には別冊で解説を付け学習をサポート。
(5)実戦形式の練習問題＋２回の模擬試験で実戦力が身につく。
Ｎ１レベルの文型を意味・機能別にグループ分け。豊富な例文に加え、コロケーションや類義表現、頻度などを示しながら、一つ一つわかりやすく整理。模試２回分収録。
N1 level sentence patterns divided into groups according to their meaning and function. Includes a variety of well organized and easy-to-understand features, including lots of example sentences, collocation, synonyms, and indications of frequency. Includes two mock exams.
目次
はじめに
日本語能力試験と文法問題
この本の使い方
ウォーミングアップ――復習ドリル 第１回--第７回
PART１ 基本文型と表現のスタイルを覚えよう
A 判断や意志などを表す
A-1 その内容によって結果や判断が左右されることを表す◆--如何だ
A-2 どんな状況・条件でも結論が変わらないことを表す仮定表現◆--うと
A-3 理由や事情を強調して判断を述べる◆--手前
A-4 意向形「--う」を使った表現◆--ようがない
実戦練習 第１回
A-5 立場を示して、それについての判断を述べる◆--とて
A-6 「だけ」を使った表現◆--だけは
A-7 「まで」を使って判断や考えをはっきり示す◆--まで（のこと）だ
A-8 「--ない」を使った間接的な言い方◆--以外の何物でもない
実戦練習 第２回
A-9 二重否定や反語の表現◆--なくはない
A-10 硬い言い方◆--も差し支えない
条件を示す◆--なしに（は）
A-11 目的・目標とすることや意志を表す◆--べく
A-12 「べき」「まじき」を使った表現◆--べくもない
実戦練習 第３回
Ｂ結果や状況、事実関係などを表す
B-1 判断や行動の基礎になるものを表す◆--に即して
B-2 理由や事情を強調する◆--がゆえ（に）
「実際は違うのだから」として、判断や意見を述べる◆--ではあるまいし
B-3 想定されたことと実際とが違う様子を表す◆--（か）と思いきや
意図したことができずに終わったことを表す◆--ずじまい
実戦練習 第４回
B-4 二つの物事が間を置かずに起こる様子を表す◆--が早いか
B-5 範囲について述べる表現◆--にとどまらず
物事の始まりや終わりを示す◆--を皮切りに（して）
B-6 ある状況や条件にあることを強調する◆--にして
そのことは関係ない、気にしないということを表す◆--によらず
実戦練習 第５回
Ｃ ものの様子や性質などを表す
C-1 大きさや量を強調する表現◆--からある
C-2 「ごとく」を使った表現◆--のごとく
C-3 そのように感じられることを表す◆--（も）同然
C-4 一面がそればかりである様子を表す◆--ずくめ
別のものが足されることでさらに特徴が増す様子を表す◆--とあいまって
実戦練習 第６回
C-5 「ながら」を使った表現◆--ながら（に/にして/の）
「--ばかり」を使った表現◆--とばかりに
C-6 連続する動作を表す◆--ては
はっきりしない様子を表す◆--ともなく
C-7 ある事柄が原因となって、新たな変化が強く引き起こされる様子を表す◆--ずにはおかない
好ましくない傾向や性質があることを表す◆--きらいがある
実戦練習 第７回
D 評価
D-1 何かの状態や話者のある感情が最高のレベルにあることを表す◆--極まる
D-2 大切で不可欠な存在であることを強調する◆--なくして（は）…ない
D-3 それだけの価値や能力があるかの評価を示す◆--に堪える
D-4 「かい」を使った表現◆--かいがある
実戦練習 第８回
E 感情・気持ち
E-1 強い感情や気持ちを表す◆--を禁じ得ない
E-2 結果や現在の状況に対する否定的・消極的な気持ちを表す◆--しまつだ
現在または将来起こりうる状況を拒む気持ちを表す◆--てはいられない
E-3 驚きや感嘆、疑問などの気持ちを込める◆--といったら
実戦練習 第９回
F 比較・例示
F-1 最低限の例を示して強調する◆--すら
F-2 一つの例を示して、ほかにもあることを強調する◆--に及ばず
--に及ばず／--もさることながら／--はおろか／--にも増して
F-3 本題と違うために軽く扱う様子を表す◆--はさておき
対照的なこと、期待や予想と異なることを表す◆--（の）にひきかえ
実戦練習 第10回
F-4 例を並べる◆--なり…なり
F-5 二つのことを同時にすることを表す◆--かたわら
実戦練習 第11回
G いろいろな機能を持つ語
G-1 「もの」を使った表現◆--ものを
G-2 「ところ」を使った表現◆--たところで
G-3 「限る」を使った表現◆--限りだ
実戦練習 第12回
PART２ 復習と整理
表現のスタイルを覚えよう
「文章問題」にチャレンジ！
基本文型一覧 N２--N３レベル
PART３ 模擬試験
第１回 模擬試験
第２回 模擬試験
さくいん
本試験マークシート見本
解答用紙（模擬試験用）
