目次
特集 映画×作家 映画を愛した作家たち
川崎賢子 尾崎翠 ─表現主義映画に魅せられて
佐藤未央子 谷崎潤一郎×映画
平山周吉 志賀直哉と映画
日高昭二 菊池寛と映画 ―『東京行進曲』をめぐって
友田義行 安部公房×映画
鈴木ふさ子 映画から映し出される作家トルーマン・カポーティ
山内由紀人 映画『憂国』前夜
大木志門 〈分身〉たちの共演 ─水上勉・内田吐夢・鈴木尚之による映画『飢餓海峡』
文科(エッセイ)
中西 進 アイヌの王印
田中智行 掌を飛ぶ
村上知子 「通夜の曲」 ─父・眉村卓と聴いた音楽のことなど
村瀬 亨 浮雲 ─思わず感情移入と反省をもたらす
木下豊房 ドストエフスキーに学ぶ作家の「私」
関根 謙 翻訳愉楽
後藤喜一 句友を偲ぶ
津村節子 追悼・瀬戸内寂聴 必死だったあの時代
創作(小説)
藤沢 周 鎌倉幽世八景〈2〉 十王岩
飯田 章 行水の
大鐘稔彦 医学と文学の間〈6〉一一アウトサイダーの生涯―
松本 徹 乱雲の月―後光厳天皇の時代〈5〉 勅撰集と准勅撰集
川名敏春 赤い爪
雄高敬介 夕 凪
大西たえ子 家を壊す
竹野 滴 だいじょうぶ!
連載
鈴木ふさ子 海の詩学─三島由紀夫 4 こども部屋の中の海
星野光徳 学界への窓 14 平成期と二人の村上
柴田 翔 私の朝鮮半島地図(9)ソウル点景
芹沢俊介 「ことば」と「からだ」 27 はたらく〈9〉
伊藤氏貴 文藝季評 37 人を描く
佐藤洋二郎 「私小説」を歩く 第二十二回 辻 章 健常とは、一体、何なのだろうか
松本 徹 大倉山から 10 三島由紀夫と『サロメ』 流血事件との繫り
勝又 浩 道元—「正法眼蔵」の宇宙と人間(三) 山水の道
同人雑誌季評
河中郁男 弱きものへのまなざし
谷村順一 文芸批評の行方
同人雑誌および本誌会員から
織戸正義 作家・河林満が甦る?
荻野 央 空と雲と私
坂之上千代 愛した人たち
各務麗至 秋 桜
砦(コラム)
勝又 浩
松本 徹