紹介
安倍政権が目指し、実行しようとしている安保法案、経済政策、原発再稼働、メディア介入、国体のあり方──。
それらの問題点と危険性について、各分野の第一人者たちが徹底批判し、今後の国のあり方を考える対談集!
「今、世界中がアベ化している」(山口二郎)
「〈日本は米国の属国〉が主題化されていない」(内田 樹)
「国の姿の議論を避ける胡散臭さ」(柳澤協二)
「株主配当を抑えれば賃金は3割UPできる」(水野和夫)
「原発はすでに終わった産業技術」(山岡淳一郎)
「安倍さんの手法はメディアのトップを落とす」(鈴木哲夫)
「戦後憲法は、戦前弾圧されたリベラリストが支えた。
たんなるGHQの押しつけではない」(外岡秀俊)
「安倍政治の〈国体〉は成功しない」(佐藤 優)
目次
Ⅰ 内面の葛藤を持たない安倍首相 〈内田 樹×山口二郎〉
Ⅱ〈日本のかたち〉を変える安保法制 〈柳澤協二×山口二郎〉
Ⅲ 自民党は「株主党」だ 〈水野和夫×山口二郎〉
Ⅳ 脱原発を妨げる国際原子力複合体 〈山岡淳一郎×山口二郎〉
Ⅴ 安倍首相のメディア支配の手法 〈鈴木哲夫×山口二郎〉
Ⅵ 憲法を根付かせたリベラルの伝統 〈外岡秀俊×山口二郎〉
Ⅶ 安倍さんは我々の醜い姿の鏡だ 〈佐藤 優×山口二郎〉
終章 民主政治の危機と好機 〈山口二郎〉