紹介
満鉄総裁時に後藤新平が発案、後に鉄道院総裁になるや直ちに着手した『英文東亜案内』全5巻の完全復刻です。日本人の手により真の日本文化と日本精神を全世界に宣伝し、後藤新平の描いた「世界の日本」から「日本の世界」への躍進を支援する目的で、厖大な予算(当時の金額で約20万円)で事業化し出版された、日本人自身による初の海外向け公式旅行ガイドで、約8年の歳月をかけ完成したものです。ドイツの『ベデカー旅行案内』やその他の欧米人の日本旅行ガイドをはるかにしのぎ、各地の歴史、地理、文化も含め詳細な案内を多くの写真図 版、地図とともに掲載、日本、極東地域のガイドとしてながく権威を保ったが、なかでも満州、中国に関する巻は、1960年代になるまでこれ以外の欧文旅行ガイドが出版されなかったこともあり、重要な資料とされています。監修者による日本語解説付です。
目次
Vol.1: Manchuria & Chosen, 1913 [朝鮮/満洲]
Vol.2: South-Western Japan, 1914 [南西部日本]
Vol.3: North-Eastern Japan, 1914 [北東部日本]
Vol.4: China, 1915 [中国]
Vol.5: East Indies. including Philippine Islands,French Indo-China, Siam, Malay Peninsula and Dutch East Indies, 1917 [東インド -フィリピン、仏領インドシナ、蘭領インドシナ、海峡植民地-]