目次
序章 コロナ下と芸能研究 (吉田ゆか子)
第Ⅰ部 伝承の危機
第1章 コロナ状況で見えてきた日本の伝統芸能の新機軸 (前原恵美)
第2章 コロナを飼い慣らす――諏訪御柱祭2022 (鈴木正崇)
第Ⅱ部 場所と居場所
第3章 芸能の場所を維持する――コロナ下日本におけるインドネシア芸能の活動 (増野亜子)
第4章 ストリップ劇場の論理とCOVID-19―「本質的に不健全」な芸能の現場 (武藤大祐)
第Ⅲ部 学びを維持する
第5章 コロナ下での学校における音楽活動―教員へのインタビュー調査に基づく報告 (小塩さとみ)
エッセイ1 コロナ下、台湾の学校の伝統音楽クラブは如何にしてつながりを保ってきたか (長嶺亮子)
第Ⅳ部 拡大するつながり
第6章 パンデミック下のシンガポールにおける芸能をめぐるコミュニケーション(竹村嘉晃)
エッセイ2 カンボジアの大型影絵芝居「スバエク・トム」が作りだす空間、人のつながり―コロナ下での危機と日本からの支援を通して見えたこと (福富友子)
第Ⅴ部 新しい表現、新しい場所
第7章 家からつながる―ステイホーム期のバリ島におけるコメディ (吉田ゆか子)
第8章 COVID-19ショックと舞台芸術―代替を超えて、進化への期待 (大田美佐子)
エッセイ3 疫病退散の芸能化―新作能《アマビエ》の挑戦 (鈴木正崇)
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