目次
はじめに
小説A
入 選 「光の中のイーゼル」 古井 らじか
小説B・随筆
入 選 「岬に立てば」 久保田 三千代
現代詩
佳 作 熱帯魚「天地」 高山 広海
「泡沫」
「廃用」
〃 「塩沼」 タケイ リエ
「井戸」
「学校」
準佳作 「風が運ぶもの」 中尾 一郎
「耳を澄ます」
「再会または約束の場所」
〃 「パー」 大池 千里
「種も仕掛けも」
「でんでん師匠」
〃 「月をさがしに」 宮地 眞里子
「八月の村」
「笹の舟」
短 歌
入 選 「理容業」 岸本 一枝
準佳作 「泣いてゐたのか笑うてゐたのか」 谷本 史子
〃 「米子の空」 藤本 孝子
〃 「光る膕」 野城 紀久子
〃 「ずんぼの穂」 髙田 節実
〃 「星の郷」 坪井 圭子
〃 「我は生きゐる」 なかにし かづこ
〃 「ただ風の中」 佐々木 君江
〃 「共白髪」 竹原 晩花
〃 「歯車合はせ」 植木 泰子
〃 「夏の客」 竹井 可珠美
俳 句
入 選 「牛飼」 曽根 薫風
準佳作 「葉桜の空」 十河 清
〃 「風のいろ」 黒瀬 美智子
〃 「ところてん」 平井 もも
〃 「本能」 尾崎 安俊
〃 「祗園会」 妹尾 藻外
〃 「かすがひ」 畑 毅
〃 「空の数」 藤森 好美
〃 「蜻蛉の」 天野 光暉
〃 「菊日和」 高村 蔦青
〃 「ほうたる」 花房 典子
川 柳
入 選 「人形の目」 練尾 嘉代
準佳作 「南瓜の花」 神原 日出夫
〃 「夕暮れのベンチ」 種草 ゆたか
〃 「憂き世」 石原 美光
〃 「金魚鉢」 しばた かずみ
〃 「いちまいの切符」 三宅 能婦子
〃 「紙かぶと」 白神 晋市
〃 「ちいさな川」 藤成 操江
〃 「神様にもらった飴」 灰原 泰子
〃 「広告裏2009」 丸橋 稔
〃 「老人仲間」 中西 泰平
童 話
佳 作 「兄ちゃんの運動会」 おかざき こまこ
〃 「いやし屋」 柳田 三侑希
審査講評
文学選奨年譜一覧
第四十四回岡山県文学選奨募集要項
前書きなど
「今回も、小説A、小説B・随筆、現代詩、短歌、俳句、川柳、童話の七部門に、県内各地の幅広い年齢層の方々から、近年では最多となる五百二十六点の応募がありました。日々の暮らしや身近な題材を描き出したものや、現代社会の抱える問題をテーマにしたものなど、いずれも作者の思いが伝わってくる力作ばかりでした。
本書は、これらの中から選ばれた入選五点、佳作四点、準佳作三十三点の合計四十二点の作品を収録したものです。
文化には、心を豊かにし、暮らしに潤いを与えるとともに、地域を元気づける力があります。混迷の時代の今こそ、文化を基軸として県民の英知を結集し、伝統文化の継承と新たな文化の創造を通じて、活力ある地域づくりに取り組むことが求められています。岡山県では、「新おかやま夢づくりプラン」や「おかやま文化振興ビジョン」などに基づき、心豊かな生活の実現に不可欠な文化の振興に取り組んでいます。
また、いよいよ今年秋に開催される「第二十五回国民文化祭・おかやま二○一○」(愛称:あっ晴れ!おかやま国文祭)では、県民総参加による、岡山らしい魅力と感動にあふれる文化の祭典となるよう、準備に万全を期し、晴れの国おかやまの魅力を全国、そして世界に向けて発信してまいります。
この「岡山の文学」につきましても、書店での販売を行うなど文芸作品発表の場として充実を図っており、地域文化発展の一翼を担いたいと考えております。」