目次
春
1 桜花に映える茅ぶきの農家
2 春色の中の茅ぶき屋根
3 桜と柳の新緑に茅ぶきが映える
4 春景につつまれる高顕寺
5 春色に彩られる八塔寺と高顕寺
6 夕日に映える八塔寺村の春
7 水車小屋の光と影
8 桜花に彩られる茅ぶきの屋根
9 新緑に萌える八塔寺村
10 緑深まる
夏
11 金鶏菊に彩られる初夏
12 田植えのころ
13 崩れゆく小屋の趣
14 たんぼの水面に八塔寺山を映す
15 黄緑の苗に茅ぶきの家が映える
16 稲も緑をまし茅ぶきの家をかこむ
17 日陰の農夫
18 盛夏、行雲が映える
19 晩夏となれば雲にも秋の香り
20 通り雨のあと、大門に虹がかかる
21 高顕寺の屋根が夏の竹やぶに映える
秋
22 こがね色の田んぼを彼岸花が縁取る
23 コスモス、彼岸花が八塔寺村を彩る
24 廃屋に秋が訪れる
25 彼岸花に色めく茅ぶきの廃屋
26 石地蔵の初秋
27 農作業に勤しむ老夫婦
28 山あいに稲刈り機の響き
29 大地には秋の稔り、秋には秋の雲
30 高顕寺の前、そばの花
31 中秋の名月と残照の白壁
32 八塔寺村は秋のふるさと祭り
33 茅ぶき農家の紅葉と八塔寺の落葉
34 八塔寺の銀杏が色づく
35 八塔寺境内の紅葉と銀杏の落葉
36 夕日に映える紅葉
37 夕日に影を落とす水車小屋
38 老婦人の笑顔が夕日に映える
39 天門の夕日
40 残照の紅葉に満月が上がる
冬
41 夕日に映える三国東小学校校舎の跡
42 夕日輝く廃屋
43 うっすらと雪におおわれる八塔寺村
44 雪の中に立つ茅ぶきの家
45 三國郵便局
46 日吉神社
47 白銀におおわれる茅ぶきの家々
48 雪と天門の夕日
49 農家の冬
50 高顕寺の厄除大護摩供養
51 煙、炎、火の粉
前書きなど
岡山県には「ふるさと村」に指定されている七つの村落があり、いずれも辺鄙(へんぴ)な田舎や離れ島にある。
その中でも県南の吉永町(現在は備前市に編入)にある「八塔寺ふるさと村」には山村特有の情緒とともに、残された古い茅ぶき屋根の家があり、過ぎ去った時代への憧憬をいだかせてくれる。
この村以外にも茅ぶきの家がわずかに見られる里山もあるが、八塔寺には比較的多く、今でも農家として使われている数軒の茅ぶきの家がある。その立地条件もさいわいして、なにものにも替えがたい魅力をかもしだしている。
村の周囲を歩いても三十分とかからない小さな村落であるが、季節をとわず訪れてみたい誘惑にかられるのが八塔寺村である。(「まえがき」より)