目次
人形師として生きて 人形師 ホリ・ヒロシ
光源氏をめぐる女性たち 山陽学園大学助教授 佐藤 雅代
ファシズムと抵抗文学—松本学と槇村浩・里村欣三—関西高校教諭 難波 俊成
弥生時代の始まり—新年代でどこが変わるか— 国立歴史民俗博物館教授 春成 秀爾
新しいこどもの福祉と子育て山陽学園短期大学講師 畑岡 隆
『女の新聞』を創った岡山の女性たち—祖母・母・私へ繋がるいのち— 女性史研究家 藤田えり子
岡山とエスペラント運動—ガントレットとエロシェンコを中心に— 山陽学園大学教授 濱田 栄夫
アメリカ・イラク・日本—「文明の衝突?」— 山陽学園大学教授 名古 忠行
日本の町並み・岡山の町並み 山陽学園短期大学教授 渋谷 俊彦
日本の食を考える—学校給食を中心に— 山陽学園短期大学助教授 向井 潤子
前書きなど
この度、6月5日〜7月17日の土曜日毎に開催しました本学の平成16年度公開講座の講演内容を集録し、社会サービスセンターの貴重な資料として活用することに致しました。蒸し暑い時期の講座にもかかわらず熱心にご講演頂いた講師の方々、および最後まで熱心に聴講された受講生の方々には頭が下がる思いでした。「愛と奉仕」を建学の精神として設立されて118年に及ぶ山陽学園から大学が生まれて既に10年、短大は35年になりますが、年々生涯学習への社会的関心が高まります中で、本学では教員の研究成果をより広く市民の方々にお伝えするために、毎年「公開講座」を学内および学外で積極的に開催して参りました。
そして、開かれた大学として学問内容を地域に広げながら、より豊かな社会、より充実した生活を市民の方々と共に創造していきたいと考えております。
本学の公開講座は各学科から講師を立て、さらに外部からも講師をお迎えして全学体制で実施してきました。今年度は6月5日にスタートしましたが、そのメインテーマは「日本文化の再発見・再評価」でした。その後、土曜日毎に6回にわたりまして第1週6月5日の「歴史研究の再評価」から始まり、第2週6月12日は「弱者の人権と社会参加」であり、第3週目6月19日には学外へ出掛け「直島文化村」を訪ねました。さらに第4週目の7月3日には「源氏物語の世界」、第5週目の7月10日には「戦争と文化運動」、そして最終日の7月17日には「日本人の生活文化」というテーマで、それぞれ各2人の個性豊かな講師による講座を開催致しました。