目次
第一部 感染症の哲学
Democracy in Pandemic:パンデミックの中のデモクラシー パンデミックになったデモクラシー 中島隆博/""Une euphorie fragile"":共同的なものとしてのウイルス 王欽/新型コロナウイルスと哲学者たち 國分功一郎/今一度、人間の条件について 金杭/感染症の歴史 石井剛/疫災後文学論の可能性 張政遠
第二部 感染症―歴史と物語のはざまで
コロナ時代における〈生政治〉の行方 野家啓一/災害「のあとの」歴史―現代台湾の地域的記憶と歴史記述 前野清太朗/噂を噂のままにするために―モーリス・ブランショ『至高者』と貧しいざわめき 髙山花子/天災と人禍をわすれないために 張政遠
第三部 感染症と文学
『源氏物語』が描いた感染症―「おほやけ」との関わりを中心に 佐藤勢紀子/疫病と「書く」ということ―『方丈記』と『日蓮聖人御遺文』 宇野瑞木/壁越しのコミュニケーション―モーリス・ブランショと疫病 髙山花子/マンガに見られる感染症 潘文慧/ コロナ禍と文学 木村朗子